時は経って1週間後
今日は西村先輩が家に来てヘアメイクを教えてくれる日
…別に私が望んだことじゃないけど、
ピンポーン
いつも通り部屋に籠っていると家中に響くインターホンの音
両親は2人とも仕事で、今は私と斗亜しか家にいない
斗亜が扉を開けた途端、すぐに西村先輩の声が聞こえた
斗亜「…あなたー!!西村くん来てくれたでー!!」
「…」
拓哉「おじゃましまーす!!」
斗亜「あなたー??部屋開けてもいい??」
…ガチャ
斗亜が私の部屋を開ける前に自分で部屋を開けた
目の前には見慣れない私服姿の西村先輩といつも通りの斗亜
拓哉「やっほーあなたちゃん!!」
「…」
拓哉「…まだ心開いてもらえてなかったか、笑」
拓哉「ごめんね、馴れ馴れしく接しちゃって」
拓哉「今日はとびっきりかわいくしたるから!!」
そう言って西村先輩は私の部屋に入ってカバンの中身を出す
そこにはたくさんのメイク用品が
斗亜「…うっわ~、めっちゃ出てくるな、笑」
拓哉「これ全部あなたちゃんの似合いそうなものばかりやで!!」
拓哉「俺からあなたちゃんにプレゼント!!」
西村先輩にそう言われ、思わず目を見開く
…これ全部私に、??
斗亜「…え、ほんまにええん??」
拓哉「おん!!俺あなたちゃんと仲良くなりたいし…笑」
斗亜「ほんまありがとうな、あなたのために」
拓哉「ううん、全然!!」
「…ペコッ」
拓哉「んふっ、かわいい笑」
拓哉「じゃっ、早速始めましょうか!!」
西村先輩は気合いを入れて腕まくりをする
…こんなに私のために準備してくれてると思わなかった、
…案外この人は悪い人じゃないのかも、
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突然の新作アンケート!!
次のmainをどちらにするか悩んでいるのでぜひ選んでください!!
アンケート
次のmain
大西風雅
67%
岡﨑彪太郎
33%
投票数: 304票
よろしくお願いします💖
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!