第15話

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2024/01/11 09:00
時は経って1週間後



今日は西村先輩が家に来てヘアメイクを教えてくれる日



…別に私が望んだことじゃないけど、







ピンポーン







いつも通り部屋に籠っていると家中に響くインターホンの音



両親は2人とも仕事で、今は私と斗亜しか家にいない



斗亜が扉を開けた途端、すぐに西村先輩の声が聞こえた







斗亜「…あなたー!!西村くん来てくれたでー!!」


「…」


拓哉「おじゃましまーす!!」


斗亜「あなたー??部屋開けてもいい??」







…ガチャ







斗亜が私の部屋を開ける前に自分で部屋を開けた



目の前には見慣れない私服姿の西村先輩といつも通りの斗亜







拓哉「やっほーあなたちゃん!!」


「…」


拓哉「…まだ心開いてもらえてなかったか、笑」


拓哉「ごめんね、馴れ馴れしく接しちゃって」


拓哉「今日はとびっきりかわいくしたるから!!」







そう言って西村先輩は私の部屋に入ってカバンの中身を出す



そこにはたくさんのメイク用品が







斗亜「…うっわ~、めっちゃ出てくるな、笑」


拓哉「これ全部あなたちゃんの似合いそうなものばかりやで!!」


拓哉「俺からあなたちゃんにプレゼント!!」







西村先輩にそう言われ、思わず目を見開く



…これ全部私に、??







斗亜「…え、ほんまにええん??」


拓哉「おん!!俺あなたちゃんと仲良くなりたいし…笑」


斗亜「ほんまありがとうな、あなたのために」


拓哉「ううん、全然!!」


「…ペコッ」


拓哉「んふっ、かわいい笑」


拓哉「じゃっ、早速始めましょうか!!」







西村先輩は気合いを入れて腕まくりをする



…こんなに私のために準備してくれてると思わなかった、



…案外この人は悪い人じゃないのかも、






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67%
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