第12話

繋がる継る
81
2024/10/12 00:00 更新




総合病院に来たものの、何もしたらいいのか分からない…




とりあえず話を聞いてみるか…







あなた
夢野さんの待合室まで案内をお願いします。
???
は…はい。


あなた
なぜ怯えているのです?
???
え…?中央区の方なのでは…?
あなた
確かに私は中央区の人間ですが、一般市民に手を出すつもりは有りませんよ。
???
それは良かったです…
???
それにしても、すみません…
私の早とちりで…
あなた
構いませんよ。







???
ここが夢野さんの待合室です。
あなた
面会時間は…?
???
今日はここも休日にあたっていますので、制限などは有りません。



これならゆっくり話せるな。







夢野
おや?お客さんが来たみたい
夢野幻太郎
え……






やっぱりそんな反応されるよな…






あなた
こんにちは【幻太郎】さん。
夢野
こんにちは。
夢野
君は中央区へ行ってしまったんだね。
夢野幻太郎
……。
あなた
貴方は私たちの関係のことを?
夢野幻太郎
さっき兄さんから聞いた。
あなた
じゃあ、私の体のことも?
夢野
いや…それは話していない。
夢野幻太郎
体?
あなた
私は中央区の実験台にされた。
夢野幻太郎
…!
あなた
多分そこから私の記憶はなくなった。
夢野
きっとあのとき、僕は賢明な判断ができなかったのだろう。
君を失うことの怒りと悲しみに暮れてしまったんだ。
あなた
けど、私は“成功作”として生きながらえた。
あなた
だけど、代償として自我を失った。
あなた
記憶もなくなった。
あなた
仄仄さんが話してくれなければずっと知らないままだったでしょう。
夢野幻太郎
……。
夢野幻太郎
中央区はいろんな罪を背負っていると兄さんから聞きました。
あなた
えぇ。私も聞いている限り、賛同できない行動もある。
あなた
けど、それは今後に必要であることであって今ではない。
私はそう思っている。
夢野
中央区はいろんな禁止偽造行為をしている。
夢野
ヒプノシスマイクだって本来は人の実験台が必要だった。
夢野
精神を蝕み、いろんな人が死んでいった。
夢野
あなたにもこんな死を遂げてほしくなかった。
だから僕は自暴自棄になってしまったのだろうね。中央区の罪について洗いざらいつまみ出して、結果的には昏睡状態に陥ってしまった。
夢野
夢太郎にはとても申し訳ないと思っている。
夢野幻太郎
…僕は兄さんが目覚めてくれるだけでそれ以外は何もいらない。





そういうことだったのか…








【夢野夢太郎】は【幻太郎】の無念を晴らすために兄の何もかもを真似て、隙を伺って兄を助ける方法を模索していた。




あなた
私たち中央区は、貴方達に謝らなければなりませんね。
あなた
確かに中央区は罪を隠しすぎた。きっとそれが仇となって出てきてしまうでしょう。
あなた
だって、私達は【代償】を払っていないもの。





いずれ、全てが明らかになる。






そのときは…












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