ララがホールを見渡しながら言う。数秒後、ララが壁を見つめて不思議そうに首をかしげる。
ララが壁を見つめながらこめかみに指を当てて呪文を詠唱する。
ララがクルンとその場で一回転して再度壁を覗き込みこめかみに手を当てる。
そう詠唱するとララの左目のすぐ前に黄色い魔法陣が出現する。そして右目を閉じ深く集中し始める。
ララが独り言を呟くと後ろからポンとララの肩を誰かが軽く叩く。驚いてララが振り返ると黒髪に白のメッシュが入った女学生が笑っている。
コンシャルザと名乗った女学生はララの手を取り握手をする。ララは彼女の顔を見つめる。髪の奥に見えるコンシャルザの耳は特徴的に尖っており、彼女の種族が人間ではないことを示している。
コンシャルザがどこか不安そうに答える。その目線は露骨にララを避けている。
ララがコンシャルザの不安をかき消す勢いで明るく語り始める。
ララが説明を終え、満面の笑みをコンシャルザに向ける。コンシャルザは意外そうな、驚いたような顔をする。
コンシャルザが耳を擦りながらララを見る。その顔には嬉しそうな安堵のような感情が浮かんでいる。
コンシャルザが返事をすると、ララがニコっと笑い講義の席へ小走りで向かっていく。
教授の説明を聞きコンシャルザがハテナを浮かべた顔をした後、ニヤっと笑ってララを見る。その視線に気づいたララがビクッと震える。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。