第90話

80
958
2024/10/08 02:00 更新
3人の隊士が無惨戦に加わりさらに柱の5人も赫刀に覚醒していたので戦闘は先程と違い、鬼殺隊側が有利な戦況になった。
その戦況の様子を1人の隠が遠くから見ていた。
(す…凄い!!これ、もしかしていけるんじゃないのか?夜明けまで保つかも)
(遂に倒せるんだ、無惨を…!!)
行冥がギャコッと無惨の身体をえぐりすかさずあなたも無惨の右腕を斬った。
遠山あなた
肆の型 音符がらみ
その途中、実弥に攻撃が回らなかったので実弥は愈史郎の血鬼術を額に当てた。
嘴平伊之助
善逸!!カナヲ!!俺もアレやりてえ刃ァ赫くするやつ!!
栗花落カナヲ
簡単にできるものじゃないから!!まず腕力が同じくらいじゃなきゃ…
と伊之助とカナヲは戦いの最中、しかも最終決戦の最中だと思わざるをえない状況なのになんだか呑気な(呑気ではないけど)空気を醸し出していた。
不死川実弥
(なるほどこの札をつけている者同士は見えるわけか。面白ぇ、使えるもんは何でも使うぜ)
不死川実弥
風の呼吸・漆の型 禊風・天狗風
その間でも行冥は戦いの主体として無惨の情報を得ようとしていた。
悲鳴嶼行冥
(僅かながらの余裕だが戦力が増して集中ができる)
悲鳴嶼行冥
(透き通った感覚で無惨の身体を捕捉すれば戦いに有効な情報を得られるはずだ)
悲鳴嶼行冥
(音の反響をよく聞け。感知したあの時と同じように)
そして行冥は捉えられた。無惨の身体を。それはなんと_______
悲鳴嶼行冥
(心臓と脳が多数ある!!信じ難し!!無惨この男!!臓器という複雑なものを一個体の保有数をも超えて造ることができるとは!!)
悲鳴嶼行冥
(これが…!この男が首を斬られても死なぬ理由)
悲鳴嶼行冥
(しかもこの心臓と脳移動する!!位置も定まらず攻撃の難易度も高い。)
悲鳴嶼行冥
(いや!!しかし私と同じく透かして感知できる者がいれば、さらに十二か所、同時に攻撃できれば…!!)
悲鳴嶼行冥
伊黒ーーーっ!!遠山ーーーっ!!体を注視しろ!!
行冥に声をかけられ、小芭内とあなたは必死に無惨の体を見ていた。
悲鳴嶼行冥
見え方が変わらないか?他の者でもいい!!体が透けて見えないか?!
そして_____2人は見えた。何かが。
伊黒小芭内
(これは…?)
遠山あなた
(なに、これ…?)
伊黒小芭内
(今、一瞬)
遠山あなた
(体が透けた…?)
しかし、次の瞬間にバギャギャキャキャと言う音が鳴り響いた。1人の隠がそれに驚いていた。
うわっ!
(…?なんだ今の音と揺れ。)
隠は無惨の姿を見ていたがどこにも5人の柱と3人の隊士の姿が見当たらない。
(?? えっ?え?)
隠がドクン、ドクンと脈打ちながら見ると…
左脚を失って壁に打ち込まれてしまった悲鳴嶼行冥、高い所で瓦礫に押しつぶされてしまった不死川実弥、右腕を失ったしまった冨岡義勇、壁に打ち込められてしまった伊黒小芭内、左腕を失ってしまった遠山あなた、多量出血で意識が途絶えてしまった我妻善逸と嘴平伊之助、唯一意識はありつつも力を無くしてしまった栗花落カナヲがいた。
栗花落カナヲ
(はや、過ぎる)
無惨はカナヲに留めを刺そうとドッと近づいていた。
栗花落カナヲ
(早く立って。足。動け、倒せ。コイツを。みんなが安全に生きられるように。また悲しい思いをしなくていいように。コイツのせいでみんなの家族も殺された。)
栗花落カナヲ
(死んでも倒す。私だって。姉さんみたいに最後までちゃんとやる。)
やめろーーー!!
無惨の攻撃がカナヲに降りかかる。その瞬間だった。
竈門炭治郎
ヒノカミ神楽 輝耀恩光
無惨の腕がジジッと火を吹いていた。
栗花落カナヲ
炭治郎。炭治郎…
竈門炭治郎
うん。遅くなってごめん。
竈門炭治郎
頼みます。
あ…ああ…
無惨
何という醜い姿だ。これでは、
無惨
どちらが鬼がわからないな、竈門炭治郎。
そう言っている無惨は炭治郎の姿が縁壱と重なった。
無惨
…虫唾が走る。
竈門炭治郎
終わりにしよう。無惨。

プリ小説オーディオドラマ