コンコン
ハイドの肩越しに、巨大なシャンデリアと、豪華な螺旋階段が見える。
目の前に現れたのは、腰に手を当て、頬を膨らませながらハイドを見上げる、ひとりの少年。
この学園の理事長である、コーネリアス理事長。
理事長はハイドから書類を受け取ると、ぶつぶつと文句を言いながら、こちらに背を向けた。
すると、猫があなたの足に擦り寄ってくる。
しゃがみ込んで猫を撫でていると、次々と猫が集まってくる。
理事長がそう言うと、頭や肩に乗っていた猫たちが降りてくれる。
あなたは一匹の猫を抱き上げたまま立ち上がり、理事長に向き直る。
あなたは猫を降ろして、足元に集まる猫たちの頭を撫でる。
理事長の呼びかけに返事をしつつ、螺旋階段を駆け上がった猫たちは、次々と窓の外へ飛び出していった。
理事長に勧められるがまま、ソファーに腰を下ろす。
ハイドは頭の後ろで組んだ手をひらひらとさせながら、気だるげに理事長室を出て行った。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!