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第9話

⛓️
717
2024/05/23 10:16
bg  side



俺は今、イケメンの部屋の玄関で立っている。

なんでこいつの部屋なんかに……、
もっと他の場所があるだろ!

yj
yj
安心しろ、
流石に俺の部屋は分かんないだろうよ


確かにそれもそうだな…
下手に外で隠れるよりかは安心できる。

bg
bg
いや、!でもさぁ…、


sb
sb
ボムギュ、、、?


bg
bg
え、あ、?


スビニヒョンだ、この声は。

また叱られる?また怒鳴られる?また殴られる?
もしかしたらもっと酷いことをされるかもしれない。

yj
yj
もしかしてこの声さっきの奴、?


コクコクと頭を縦に振る。

sb
sb
ボムギュ……、?
…居るなら返事してよ、?!
bg
bg
あ、あ…、すびに…、


そう言いかけた瞬間、酸素を取り込めなくなってしまった。

bg
bg
んがっ、!んー、?!
yj
yj
ごめん……、あいつが居なくなるまで我慢してて、?


あぁ、苦しい、息が出来ない、頭が正常に働かない。

でも、スビニヒョンに見つかったらこれ以上にもっと苦しくなるんだ。
ならば、耐えないと…、

bg
bg
ん、!………、
sb
sb
ボムギュ、やっぱ居ないか、


すぐ近くで響いていた足音は直ぐに止んだ。

それと同時に俺の口元にあった手も離された。

bg
bg
は、はー…、ひゅ、はー…、


俺は上手く鼻呼吸も出来ず、力んでしまったこともあり、酸素を求め過呼吸になってしまった。

そしてスビニヒョンが居なくなったことによる安心感で足がガクッと力が抜けてその場に落ちてしまった。

bg
bg
はー、はー、……お、おにー、…さん、
すびに、ひょ、も、いない、?


イケメンは俺をじっと見下ろしながら玄関前に立っている。

yj
yj
大丈夫だよ、
あいつはもうどっかへ行ったから
yj
yj
安心して寝てな、辛いだろ、?


そう言い俺の頭を撫でてくる。

俺はその言葉に安心したのか、頭を撫でられて心が落ち着いたのか段々と瞼が重くなり、目が閉じていく。

bg
bg
はー……、


イケメンの顔は窓から射し込む光の逆光により暗く、表情が読み取れなかった。
けれど、瞼が閉じていく中、イケメンの口元は口角が上がっていて、とても不気味に感じた。

体が完全に玄関に倒れ込んだところで俺の意識は遠のいた。

yj
yj
安心して寝てな、ボムギュ


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