ないこside
服を干してあげてまろたちがいるところに戻ると、りうらくんがプリンアラモードを食べていた
……めっちゃ幸せそうな顔で
うっ、かわいい……♡
きれいな服着て、多分まろがポンパにしてあげて
最初とは見違えるくらいかっこよくかわいくなっているりうらくん
俺はアニキとまろが1階に降りていったのを確認して、りうらくんを膝に乗せて小さなソファーに座った
俺のいきなりの質問にさすがに動揺するりうらくん
数分黙り込んだあと、ゆっくり話し始めた
この家の……元住人?
え、でもりうらくんは……子どもだし
?
頭上に大量の?が浮かぶ俺を見て、りうらくんはゆっくりと説明してくれた
ざっとまとめるとこんな感じだ
・りうらは「前世」でこの建物の住人
・どうやら仲良しな「2人」と一緒にこの家に住んでいたらしい(シェアハウス)
・でもある日3人同時に───
虐めに耐えられずにこの部屋で自殺した───
らしい
俺はそこまでりうらに言われて気づく
もしかしたらりうらの痣や何も食べていないような細さは前世の時の痕……なのかなって
俺は無言でりうらの頭に手を置き、この部屋を1回見渡す
綺麗に塗られた白色の壁、でも天井だけは灰色の不思議と言えば不思議な部屋
それに安かった住宅料金
だいたい合致した
せっかく少しは信頼してもらえたと思ったけど、2人の所在を聞いちゃったからりうらくんがまた暗くなる
この子……見た目的にはまだ小学校低学年だけど、精神年齢的には……多分大学生とかその辺だろう
発言を色々気遣ってくれているところとかはかなり大人びている
にしても他2人か……
俺はりうらくんを膝に乗せたまま腕組みをする
そして何となく窓から外を見た
俺がそう言うとぴょんっと跳んで、俺の膝から窓の方へ小さな足で走っていく
下を見て一言
一気にその声が元気なものに変わった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。