第4話

シュークリーム
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2024/03/28 12:00




ないこside











りうら
いむしょうだ……!!








そう目を輝かせながら言って、軽い身のこなしでタタタッと階段をおりていくりうらくん




















あ、元々この家住んでたから……家の構造がもうわかってるのか



















俺は急いでソファーから立ち上がりりうらくんを追いかける















悠佑
ちょ、りうら!?どこ行くん!?











アニキの声も無視して、一目散に走るりうらくん




















そしていむしょう?の2人に抱きついた

















りうら
ほとけっちっ!!しょうちゃん!!!
-hotoke-
!りうちゃん!?
初兎
会えたっ!!










俺の目の前で再会を喜ぶ3人


















いむしょう?の2人はりうらくんより身長が少し高くてどちらも優しそうなふわふわした感じがする




















でもやっぱり服は薄い服を1枚着て、ほとけっち?って呼ばれていた水色の髪の毛の子は震えちゃってる






















俺は小走りで3人に近づいた






















ないこ
りうらくん?この2人がさっき話してた子?
りうら
あ、うん!
りうら
紹介するねっ!
りうら
まずほとけっちっ!
-hotoke-
え、あ……ほ、ほとけです……
りうら
それからしょうちゃん!
初兎
……
りうら
ちょ、しょうちゃん、
初兎
りうちゃん……この人安全なん?
初兎
正直僕、全然信用できんで?
りうら
え、
ないこ
……











めっっっっっちゃ警戒されてんな〜って思いつつ、3人の過去?前世?を振り返れば容易にその理由は察せた



















俺はなるべく怖がられないように3人に目線を合わせる




















ないこ
初めまして〜!俺ないこって言います!
ないこ
今りうらくんを保護してるんだけど、良かったら2人も一緒に来ない?
ないこ
服、寒いでしょ?
-hotoke-
え、あ……
初兎
……








なるべく警戒されないように言ったつもりだけど、どうやら2人には効かないっぽい



















さらに警戒感を増してきた























-hotoke-
り、りうちゃん……やっぱり僕っ、
初兎
大人無理っ……怖いっ……
りうら
っ、(っ´,,>ㅅ<)ω<`,, )ギュー
りうら
大丈夫、この人「安全」
-hotoke-
で、でもっ……
初兎
……(   >д<).;':ハックション!
初兎
:(´◦ω◦`):プルプル
りうら
ちょ、しょうちゃん、









やっぱり俺への警戒感はすごいけど、しょうくん?はかなり寒そうでもう体が震えちゃってる

















俺はもう待てなくて、いむしょう?の2人を抱き上げた


















ないこ
(ノ´ω`)ノヒョイ
ないこ
風邪ひいたら困るから、一旦お風呂入って!!
ないこ
俺……いや俺らのことは「今は信用しなくていい」からさっ!
-hotoke-
え、あ……
初兎
下ろせっ……怖い……
ないこ
りうらくんも一旦中入ろ?
りうら
あ、うん……










俺はそう言って軽すぎる2人を抱いたまま家の中に入る




















入るとまろにきが少し驚いた様子で俺を見てきたけど、暇だからすぐに2階に上がってタオルとかを準備してくれた





















俺の後ろから着いてきたりうらくんは何故か少し落ち込んでいた






























If side









呪われてるんやないかってくらいぜんっぜん客が来ず、はあ……って特大のため息をつく
















するとさっきりうらを追いかけて飛び出して行ったないこが、少し前のりうらと似たような様子の子ども2人を抱いて家に急いで入ってきた

























白髪でちょっと薄紫の髪の子はかなり体が震えちゃってて、このままだと低体温症になってしまう可能性がある
























俺は急いで2階にあがり、何か着るもの……を探す

























If
って言っても……部屋まで来たはいいものの……子ども服とかないで?
If
っていうかさっきりうらに着せた服、なんか知らないけどベッドにあったんだよな〜
















ゴソゴソとクローゼットを漁りながら、どーせないやろって思ったけどベッドの上を見る


























するとさっきまでそこにはなかったりうらとパーカーが色違いの服が2着、しつかり畳まれて置いてあった























If
は???
If
え、なんであるん??え??
If
ま、まあええわ……他に服ないしこれ着せよ……











俺は周りを警戒しながら、訝しげに服を手に取る

















え、一体何が起きてるんだ???































ないこside










2人──────ほとけくんとしょうくんって言うらしいんだけど








が、お風呂から上がってアニキたちに着替えや髪の毛乾かしてもらっている時





















俺は1人、1階で「とあること」をする
























ないこ
シュー生地に……カスタードクリーム……たっぷり……
ないこ
やべ、生地とか作ったの俺だけどうまそ〜((












そう!!シュークリーム作りですよ!!!























俺が作るシュークリームは生地だけまずカリッカリに焼いておいて、売れたらカスタードクリームをたっぷり入れることにしてるんだけど……























まあ客来ないんで!!いいよね!!あげても!!



















俺はみんなが食べる様子を想像して少しにやにやしながらそれを持って2階に上がる
























上がるとほとけくんが髪の毛を乾かし終わってりうらくんと立ち尽くしていた






















ないこ
あ、乾かしてもらった?
-hotoke-
は、はい……
ないこ
服も似合ってるじゃん︎︎👍
-hotoke-
……








やっぱりまだ警戒感は抜けていない様子だけど、俺は気にせず机にシュークリームを置く




















2人は興味津々でシュークリームを見ている
















ないこ
あ、これ「シュークリーム」って言うんだけど
ないこ
知ってる?
-hotoke-
しゅー……くりーむ……
-hotoke-
???
りうら
何、それ?
ないこ
まあ食べて見ればわかる!(雑)
ないこ
ってな訳でどーぞ!
りうら
でも俺……さっき食べたばっかりだし……
ないこ
食べな食べな!w











俺はそう言って、ちょうど髪の毛を乾かし終わったしょうくんも含む3人にシュークリームを渡す
























3人はソファーに座って同時に1口








































やっぱり3人とも、幸せそうな表情でシュークリームを頬張っていた





























「りいと」
「りいと」
この小説、1話1000字くらいで収めようと思ってるのに今回2000字((
「りいと」
「りいと」
やっぱりいつも書いてる量の2000字って慣れなんですかね〜
「りいと」
「りいと」
ちなみになんでまろちゃんが服を持っているか、一応謎設定あります((
「りいと」
「りいと」
「は?雑すぎ」ってツッコミたくなるような設定←
「りいと」
「りいと」
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