「剣持さん剣持さん!」
『どしたの加賀美さん』
「えへへ、お誕生日おめでとうございます!!」
『え、ありがとう』
『普通に嬉しい』
「んふふ、それでですね」
「加賀美、プレゼント用意しました!」
『お、プレゼント?気になる』
『加賀美さんだから変わったインテリアとかくれそう』
「なんと、プレゼントは」
「私に何時でも甘えていいですよ券!!」
『…うん?』
「だ、だってほら、剣持さん中々甘えてくれないし…」
「こちらから甘えようとしても」
「『暑苦しい』とか言って私を引き離すし」
「寂しいから、券あればいいかなって」
「肩たたき券みたいなSomething」
『……まぁ、使いたい時に使いますよ』
「今すぐ使ってくれてもいいんですよ♡」
『今はやめとくよ』
『今日くらいは券なしで甘えてもいいよ』
『誕生日だからね』
「…!ふふ、なら私もいっぱい甘やかすし甘えますね!!」
「タックルしても許してください」
『……こんなこと、僕が言うのはあれだけど』
『…いつも、ありがとう…大好き』
「…親ってこんな感じなんですね……」
『親って…』
『…僕は恋人のはずだけど?』
「ふふ、そうでしたね、愛いですね、猫さん♡」
『……うん///』
「(ちゃんと素直だ…可愛い……)」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。