第44話

ep.17 トラウマ
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2024/03/08 12:16 更新










ーーー


中村敬斗
亨梧さん!好きです!
中村敬斗
付き合ってください!!!






ーKeito sideー






俺が亨梧さんに告白したのはついさっきのこと。



もしかして、、、!って期待はあったけど、俺はあっけなく振られた。



正確には振ってもらうこともできなかった。



俺に告白された亨梧さんは何も言わず顔色を悪くして去っていた。






中村敬斗
なんで告っちゃったんだろ、




絶対、気を悪くしたに決まってる。



俺なんか、眼中にもなかったんだろうな、、、











ーKyogo sideー








練習が終わって部屋に向かっている途中、代表の中でもあまり関わりのない敬斗に声をかけられた。



何事かと思って耳を傾けると敬斗が口にしたのは俺への告白だった。



その瞬間、目の前が暗くなって何を言うこともできずその場を逃げてきた。





俺には大きすぎるトラウマがあるから。










あれは、中学3年生のときのこと。



俺にはどうしよもなく好きな人がいた。



クラスの男子。



そんなわけないって思ったけど、気づいたら目で追っていて、少しでも話せればその日も翌日も、幸せな気持ちでいっぱいになった。








そんな彼に"嘘"の告白をされた。



最初は遊びだなんて思わなかったからすごくすごく嬉しかった。



だけど、俺も好きだったと伝えると



"何言ってんの?本気にした?"



と、何人もの友達をつれたかつての"好きな人"に笑われた。



怖くなった。



だから敬斗の告白を受け入れられなかった。



敬斗の笑顔が大好きなはずなのに、心の傷には勝てなかった。











ーKeito sideー









いつも恋愛相談にのってくれる純也くんに、早く打ち明けてしまいたい。



応援してくれていたから悲しませることになるかもしれないけど。



それでも、



俺ひとりで背負うには重すぎる現実で、



今すぐに押しつぶされてしまう気すらする。









だらだらと足を動かして、純也くんの部屋についた。







ピンポーン





ガチャ





伊東純也
敬斗じゃん、どうしたの?
中村敬斗
あの、純也くん、聞いてほしいことがあって、
伊東純也
うん。とりあえず中入って
中村敬斗
ありがとうございます



いつもと変わらない純也くんの優しさに、泣きそうになる。


伊東純也
それで、どうしたの?
中村敬斗
、、、
中村敬斗
亨梧さんに、告白しました、
伊東純也
え!それで!どうなったの!?
中村敬斗
何も、言ってもらえませんでした、
伊東純也
え?
中村敬斗
亨梧さんにはそんな気なんて1ミリもなかったんですよ、
伊東純也
あ、
中村敬斗
どうしたんですか、?
伊東純也
ちょっと、思い出したことがあってさ
伊東純也
でも俺から言うわけにもいかなそうだから、今から亨梧のとこ行ってきたら?
中村敬斗
何言ってるんですか
中村敬斗
振られたんですよ?
伊東純也
いいからいいから
中村敬斗
でも、、、
伊東純也
亨梧にさ、付き合えないって言われたわけじゃないんでしょ?
中村敬斗
まぁ、
伊東純也
だったら行ってきてあげて


そう言って俺を立たせて、背中を押してくる純也くん。



さっきから、言ってる意味が全然わからないよ。






でも、純也くんも大好きだから、



信じてみることにしよう、。








ーKyogo sideー







敬斗が、来た。俺の部屋に。



だけど、さっきから黙ってそこにいるだけで、



なにをしに来たのか、わからない。



でも、俺も伝えなきゃいけないことがあったから。



ありがたく、この場を使わせてもらうよ。








古橋亨梧
敬斗、ごめんね。さっきは、
中村敬斗
え、いや、いいんです
中村敬斗
俺なんて、亨梧さんとは釣り合わないから
古橋亨梧
あの、そういうことじゃなくてね、
古橋亨梧
俺も、敬斗と付き合いたいんだ
中村敬斗
ん?え?
古橋亨梧
さっきは言えなかったけど、俺は敬斗が好きだよ
中村敬斗
じゃあ、なんで、
古橋亨梧
ごめんね、トラウマなんだ、
中村敬斗




それから、俺の過去を話した。



敬斗は、



『なにそれ、ひどいね。でも、俺が絶対幸せにするから。』




『いくら昔の話でも、亨梧さんに俺以外の好きな人がいたとか妬けるなぁ』 

 




と、言った。











ーKeito sideー





昔の好きな人でも妬ける、と言ったら亨梧さんは頬を紅潮させた。



可愛すぎて、今すぐにでも襲いたい。。



それはさすがに、、、!





俺がやましい気持ちと格闘していると、亨梧さんが口を開いた。




古橋亨梧
敬斗、?
中村敬斗
あ!ごめんなさい!ちょっと考え事してました!
古橋亨梧
うん
古橋亨梧
ダメってわけじゃないんだけどさ、
古橋亨梧
俺に集中してくれてもよくない?//
中村敬斗
え!?
古橋亨梧
きすしたいな///
中村敬斗
んえ!?!
中村敬斗
さっきから亨梧さん何言ってるの!?!
中村敬斗
俺をころしたいの!?!
古橋亨梧
ちょっと、敬斗落ち着いて笑
中村敬斗
はい!?
古橋亨梧
まだ落ち着いてないよ笑
中村敬斗
いやだって!亨梧さんが!
古橋亨梧
そうだ、その口ふさいであげる//
中村敬斗
へ?!



チュッ♡




中村敬斗
へ///
古橋亨梧
///
中村敬斗
亨梧さんもう襲ってい?!
古橋亨梧
え、何言ってんの//
中村敬斗
おねがい!もう勃っちゃった!
古橋亨梧
わかった、いいよ//
古橋亨梧
 勃っちゃったの敬斗だけじゃないから///♡
中村敬斗
!?♡♡♡







ーーーお~わり










付き合って初めてあれこれをするまでが好きな主。



読者様いつもありがとう🫶












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