初兎視点
あと二日
僕は病院で静かに過ごすことにした
今日もベッドで静かにねむる
ないちゃんたちが来てはくれないか
最後くらい一緒に過ごしたい
そんな願いは叶わない
けれど願わずにはいられない
願ってはいけないと
分かっていてもどうしても…
そんな時
病院の一階から聞き覚えのある声がした
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気の所為だ
皆がいるはずがない
そう思い布団に潜る
でも少し期待してしまった
ないちゃんたちが来てれたのではないか
そう思わずにはいられなかった
また聞き覚えのある声がした
本当にないちゃんたちの声だ
耳を澄まして聞いていると
いむくんが風邪をひいている
ということがわかった
そして少しの間入院するみたいだ
いむくんは大丈夫だろうか
入院するほど重い風邪なんやろか
ないちゃんたちの声が近づいてくる
僕がここにいることがバレてまうかもしれん
どうしよう
気づかれてドアを開けられたら絶対バレる
病人の服着ててベッドにいる=病人
やばいやばい
そんな事を考えてる間にも
ないちゃんたちの声は近づいてくる
あぁ もう諦めよ
ばれんようにお祈りしとこ
NO視点
ガラッ
初兎視点
あぁ 扉が… 開いた
初兎視点
もう最悪…
バレた
……え?
どう言う事?
ブリ子ちゃんが
カッターキャーしたってバレた?
…
初兎視点
もう会いたくないけどね
生きたいって思っちゃうから
僕はやっぱり皆といたらだめなんだ
でも
もし生きれるのなら
生きていてもいいのなら
幸せになっていいのなら
神様
僕はあと少しの時間を皆で過ごしたいです
お願い致します
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!