「ねぇ、あなた達の望みはなぁに?」
そうやって、燃えカス同然の僕らに話しかけてくるニンゲン
仲間たちが、イヤダイヤダと悲鳴をあげる
当然、僕も悲鳴をあげてしまった
だってニンゲンは僕らを粗雑に扱っては飽きて捨てるんだ
「待って待って、そんなに怖がらないでよ」
違う、怖がってなんかない
お前らを僕らは恨んでいるんだ
「まぁいいや、私が人間じゃないこと証明したら納得してくれるよね」
そう言うと眼の前の...僕らの前に居るニンゲンはドロドロに溶け始めた
__まるで、あの時の僕らみたいに
「改めて聞くよ」
僕らが黙ったからなのか、ニンゲンじゃないと認められたと思ったらしい
またさっきの姿に戻って、僕らに問いかけた
「あなた達の望みはなぁに?」
もしも、この眼の前のやつがニンゲンじゃないのなら
話しても、大丈夫だろう
僕らは____












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。