筆談表記 ... 【 】
手話表記 ... 『 』
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あなたの英語 side
楽しそうに弾いてる君を見て、私も楽しかった
嘘じゃない、確かに楽しかったんだ、けど…
どうしても、「うらやましい」なんて
思ってしまったのも、事実
そんな自分が惨めに感じるなんて
何故急にそんなことを聞くのだろう、なんて
少しだけ落ち込んだのが顔に出たかな、なんて
次の瞬間にはもう思わなかった
耳の聴こえない私が、音楽?
そんな中途半端なこと、私には出来ないよ…
ああ、こうやって消極的になってしまうのも
中3の頃からなのかな、とか
誰も悪くないのに、
今だけ誰かに責任を擦りつけたくて仕方ない
もどかしい、とはこう言う気持ちを指すのだろう
その言葉に、はっとした
別に彼の言葉が特別響いたワケじゃない、けど
まだやってみてもないのに諦めるのは
どうなんだろう、って思っただけ
…誰かに、私がまだ音楽をやって良いって、
認められたかっただけなのかもしれない
多分ベートーヴェンの事を言いたいのかな
説得をする際に具体例を出すのが
出会って間もないクセに彼らしいな、
って思ったり
彼と私の間に立ちはだかる大きな障害壁が一つ、
崩れて溶けた音がした











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!