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朝 8時頃
控え目な小さい声
恐る恐る、って感じ
ガチャ
ガチャン
ガチャ
不思議な子...?
私、不思議じゃない
普通なのに...
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Rubi side
昨日の事がまだ頭から離れない
『お願い、モモの事信じてや!人を疑ってばっかって、楽しないやろ?』
楽しくない...か
ガチャ
...
信じても、怖くないのかな
昨日もそれで悩んだな
この人...モモさんは
私と仲良くしたいの?
ガチャン
モモさんと入れ替わるようにして、Mオンニが入ってきた
ガチャン
悩んでた…?
私が、モモさんを信じて無かったから…?
モモさんは、辛い思いをしたのかな
いつの間にか、ヘリンが隣に来てた
自然に笑みが溢れてきた
ガチャン
余計わかんなくなったじゃんか...
...どうしよう
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数分後
リビング
ガチャ
モモさんを悩ませたくないから、
少しだけ、少しだけなら
信じてみても良いかな…
辛くなっても、
少しなら我慢出来るから
ガチャン
声が少し漏れて聞こえた
速く準備しなきゃ
じゃあヘリンにも買ってこようかな
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。