【第16話】
〜4日目〜
またひとつ、お墓が増えていた。
新しくできたお墓を前に、
残されたみんなは、しばらく無言のままだった。
昨晩の犠牲者は、「玲夏」だった。
本当にこのゲームから生きて帰れるのか、
仲間の死を背負って、今後生きていくことなんて
できるのだろうか。
みんなの間では、不安な気持ちが大きくなっていた。
風の音だけでも消えてしまいそうなくらい、
小さな声で返事をし、解散した。
全員の顔色が、前よりも明らかに悪かった。
それに美亜は気づいていた。
ベランダの椅子に座り、独り言を呟く。
椅子から立ち上がり、施設の中へ入る。
近くのテーブルに目を向ける。
ガチャ
この部屋に入ってきたのはシロナだった。
先程見つけた、少し古びたノートに指をさす。
1ページ目をめくる。
そこには、___
ももでーすー!久しぶりの投稿で申し訳ない…
かなり人数が減ってきましたね…
いよいよ最終回に近づいております!!
人狼…一体誰なのか、
あのノート…何が書いてあるのか、
そしてどちらの陣営が勝つのか!
楽しみにしててください!!!おわります!ばーい!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!