第72話

子兎、大人への一歩 ※
4,109
2024/07/20 13:04



顔を見ないようにしながら、改めてジョングクの手を掴んでパジャマの裾へと忍ばせる。


すると裾が捲れ、勃起した性器が顔を出した。


俺より小ぶりなそれは綺麗なピンク色をしていて、その初心な色味に加え下生えもかなり薄いため、大人の反応を示していても、どうにも可愛らしい印象だ。



ジョングクはやはり恥ずかしいようで、伏し目がちで照れた様子なのが、かえって妙な色気を醸し出していた。



沸きあがる背徳感が、余計に欲を刺激してくる。



邪念を振り切るよう、これは保護者の立場としての役割なんだと脳内で唱えながら、ジョングクの手を股間へと導いた。

ジョングク
ジョングク
ん…っ、


ぷるんと勃ち上がる可愛らしいものを握らせ、その手を俺の手で覆ってやる。
ジョングク
ジョングク
はぁ……


耳に届いた吐息は、妙な色気を孕んでいた。

テヒョン
テヒョン
大丈夫か?
ジョングク
ジョングク
ぅん…、
テヒョン
テヒョン
じゃあ動かすよ。
 

頷きが返り、覆った手ごと上下に動かし始める。

ジョングク
ジョングク
んあっ、
テヒョン
テヒョン
…わかるか? 
こうやって手で擦るんだ。
ジョングク
ジョングク
ふあっ、あっ…、


甘やかな声に釣られ、つい顔を見てしまう。


今にも泣いてしまいそうな濡れた瞳は、まるで蕩けたキャンディみたいだ。


とびきり上等の、宝石のようなキャンディ。


舐めたら甘そうなその目じりまで染め上げながら、しゅっしゅっと軽く擦るたび、子兎の唇から小さな喘ぎが漏れ、朱い舌を覗かせていた。


テヒョン
テヒョン
っ、、


背中を這う、ぞくぞくした感覚。


人の感じてる表情を見て、これほどそそられるのは初めてだ。


理性を失う前に白旗を振って退散してしまいたいが、こんな状態のこの子を放って行くわけにもいかない。


なんとか冷静さを保ちつつ、手を動かし続けるしかなかった。
テヒョン
テヒョン
握る強さやスピードは、自分で調整すればいいからな。
ジョングク
ジョングク
んっ、…あっ、あんっ…


細い両脚をびくびくさせながら、頬を染め声を上げている子兎。

テヒョン
テヒョン
…気持ちいいか?

思わず訊いてしまって、内心で苦笑する。


何を言わせようとしてるんだ俺は、、
ジョングク
ジョングク
あんっ、あふ…っ、きもちぃ…

そう言って真っ赤な顔ではふはふと息を吐く様子に、また背筋がぞくりとした。


クチュクチュ、

滑りのよくなった手から鳴る音。


濡れやすい体質なんだろう。
ピンク色のペニスの先端から次々に透明な先走りが溢れ、俺の手もぬるぬるだ。

ジョングク
ジョングク
んッ、んあ…、てひょんっ、どうしよ…っ、なんか  変…っ、
テヒョン
テヒョン
変…? ああ、なんか出そうか?
ジョングク
ジョングク
んっ、あっ、 、こわい…っ、


急にジョングクが手を逃がした。

テヒョン
テヒョン
大丈夫だ。怖くない。
それは射精する感覚だ。

もう一度手を導こうとすると、やだと言って頭を振る。

だが昂ったままの熱が苦しいのだろう。ジョングクは剥き出しの太ももを擦り合わせていた。

テヒョン
テヒョン
ジョングク…そのままの状態だとキツいのはおまえだぞ? 
ジョングク
ジョングク
っん、、だって…、

涙を溜めた瞳で縋るように見つめられ、沸き立つ興奮を覚える。


このままじゃまずい…
早く済ましてしまわないと…


テヒョン
テヒョン
…射精すれば楽になるから。


ふたたびペニスを握らせたジョングクの手を、追い立てるように上下させる。
ジョングク
ジョングク
んあっ、や、できないっ、やだぁっ、


俺の手を振り払い、いやいやと言うように首を振るジョングク。

テヒョン
テヒョン
何が嫌なんだ?
ジョングク
ジョングク
んぅ、、わか ない、けど…、できないっ、こわい …っ、ふぇっ…、うぅっ、


とうとう泣き出してしまった。


ピンク色した子兎の性器は、透明な蜜を垂れ流したまま、健気に解放を待っている。

テヒョン
テヒョン
ジョングク…
そのままだと苦しいだろ?
ジョングク
ジョングク
ふ、ぅ…っ、んっ、くるし… 、
テヒョン
テヒョン
怖がらなくて大丈夫だ。出せば楽になるから、ほら、ちゃんと握って。


伸ばした手から逃げるよう両手で俺のシャツを掴み、大きな目からぽろぽろと涙を流すジョングクが、胸に縋ってくる。

ジョングク
ジョングク
ひ、ぅ…っん、でき ない…っ、んっん、、てひょん  …してっ、
テヒョン
テヒョン
っ、え、、
ジョングク
ジョングク
おねが…んっく、、てひょん、ん、ぅ…っ、たすけ  て…っ、

どくん、

大きく脈を打つ鼓動。



身のうちを渦巻いていた熱が一気に下半身に集中し、腰が重くなった。


手早く解決してこの行為を終わらせないと、たぶんもう理性がもたない。


テヒョン
テヒョン
今回だけだからな…


ジョングクにというよりは、自分に言い聞かせるように響いた言葉。
ジョングク
ジョングク
ふぁ…あっ、


直に触れた性器はしとどに濡れ、ひどく熱かった。


クチュ、ヌチュ、


濡れた音を鳴らしながら、手のスピードを速めていく。

ジョングク
ジョングク
ぁっ、…てひょん、あ、んんッ…、



ぶるぶると震える白い太もも。
限界が近そうだ。

ジョングク
ジョングク

は  んッ、てひょん…っ、あ、あッ、

舌っ足らずな口調で名を呼ばれるたび、重みが増していく下半身。


一刻も早く射精の快感を覚えさせてしまおうと、追い立てる手の動きを速める。

ジョングク
ジョングク
あ、あっ、てひょ…  あ、なんか っ、でそう…っ、んっ、こわい…
テヒョン
テヒョン
大丈夫だ。そのまま気持ちよさだけ感じてればいい。
ジョングク
ジョングク
きもちぃ…けど、、や、やだ、なんかでちゃうよぉぉ…ッ、
テヒョン
テヒョン
いいからそのまま出せ。
ジョングク
ジョングク

んッ、あっ、てひょっ、でる…、でちゃう…っ、ンぅぅ……ッ、、


細い腰がビクンと跳ねて、つるりとしたピンク色の先から、白濁が勢いよく飛び出した。


すべてを出し切ったジョングクが、くたりと俺の胸に身を預けてくる。


テヒョン
テヒョン
…楽になったか?
ジョングク
ジョングク
ん、、


汚れていない左手で背中や頭を撫でてやっていたら、子兎は眠りに落ちていた。


あどけない寝顔と、性器とブルーのサテンパジャマを精液で濡らしている様は、ひどくアンバランスだ。


無垢なこの子を大事にしたいと思うと同時に、もっと乱してしまいたい衝動も湧いていて、更には下半身に溜まった欲も渦を巻いている複雑な状況と心境。


テヒョン
テヒョン
まいったな…



思わずこぼれた声。


けれど言葉の意味とは裏腹に、ジョングクが大人に近づく一歩を自分の手で導けたことに、言い知れぬ喜びも感じていた。














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