第3話

死神と現状。
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2021/10/31 09:00 更新
        …チュンチュン…チュンチュン……
そらびび
…ん……
          パチ………
         ……もう朝か…。
         視界がぼやける。
     あまり使わない弱々しい手を精一杯伸ばし、
                   机にある置き時計を取る。
      時計の針はもう昼の12時過ぎを指していた。
       …朝じゃないやん。…もう昼やん…。
       昨日寝たのが夜の1時過ぎだから…。
             …………
         駄目だ…計算できん←
そらびび
あ〜……
そらびび
頭いたぁ〜い…
     目を何回か擦り、カレンダーにピントを合わせる。
そらびび
4月7日か…。
      …あの日から、もう何年経っただろう…。
そらびび
5年くらい…経ってんのかな…?ッ…w
          あの日の記憶が蘇る。
           母が鎖で繋がれて、
         撃たれる直前に言った言葉。
          『産んでごめんね。』
    泣きながら、俯きながら…ポツリとそう言っていた。
今にも消えてしまいそうな、かぼそい声だったが、俺にはハッキリ聞こえた。
   その瞬間だけ時が止まったように、長く…長く感じたのを覚えている。
          …謝るくらいなら産むなよ…
            なにがごめんねだよ…
             ふざけんな…
そらびび
…ふざけんな
そらびび
巫山戯んな…
そらびび
ざっけんなよっっ!!!!
               ポスッ
       近くにあった枕を壁に思いっっきり投げる…
       が、力がないためか弱々しい音が返ってきた。
そらびび
ッ…
        ひとつ、またひとつと眼から雫を落とす。
                ポロ…ポロ…
               辛い…苦しい……
                 ………
そらびび
_助けて_

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