あれから数日後、ついに渉くんを討伐する日が来た
舞台の上に立つ彼には批判の嵐
……そう、なんだ
デビュー、できるんじゃないの……か
じゃあ今まで私は何のためにこのユニットにいたの……?
私は早くデビューできると思って……
今までの辛いことも乗り越えて来たのに
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舞台に上がるとそこには綺麗なペンライトの海
出入り口の付近には4人の人影
宗くん、奏汰くん、夏目くん、そして……零
〜♪
「「「「終焉という救済‐すく‐い贈ろう 夜という闇のVeil 取り去ってしまい君に…明日を齋すのさ 奏でるのは天上の音 純粋な旋律‐Melody‐〜♪」」」」
〜♪
零、私上手く歌えてたかな
ごめんね、沢山傷つけて
今謝っても遅いと思うけど
……もう、合わす顔がないよ……
ワアァァァァァァ
ペンライトの海……綺麗……だ、な………
バタツ
最後、何処か遠くで聞こえた
私を呼ぶつむぎくんの声、観客のざわめき……そして
最愛の……零の声
あぁ、私って幸せ者だな











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!