第3話

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2026/07/29 03:40 更新





 店内に静寂が落ちる 。




シン「戻れないって ……
坂本さん 、この子何者なんすか ? 」




 先程までの可愛らしい喋り方はどこへ行ったのか 。

 流暢に意味のわからないことをツラツラと
 並べるあなたに少し警戒するシン 。


 彼の問いに 、坂本は少し考えた後
 夢へ視線を向けた




坂本( …… 天城あなた 。

JCCの頃から いつの間にか俺たちの前に
現れるようになってた 。俺より年上らしい)


シン「なっ …… !! 坂本さんより年上って 、
でも見た目は完全に小学生ですよ !?!? 」




 エスパーの力で心を読み会話することが多い二人は
 いつものようにそう会話を交わしたが 、




『なんか急にバカにされた !?!?
一応この姿だと15歳想定ですぅ !!! 』




 あなたにそれがわかるはずもなく 、
 喧嘩でも売っているのかと勘違いして 睨みつける 。



 ただ 、身長差のせいで上目遣いに
 しかならなくて 、シンは苦笑しながら
 ぽんぽんとあなたの頭を撫でた



 彼からすれば 、先入観や口調も相まって
 妹くらいにしか見えないのだ


 撫でられるのは満更でもないようで
 あなたも手を払い除けない




『私をご存知ないシンくんの為に教えてあげよう !!

あなたは今まで年齢を自由自在に変えてターゲットを
殺すやり方でやってきたの 。

幼女から老人まで好きな姿になれるんだよ !!凄いだろ


坂本(南雲の変装技術と似たような感じだ … )


シン「それって普通に凄いですね … 」


『何故いきなり敬語 … ?
まぁいいや 、だから年齢不詳でやってるんだけど …

気がついたら 不老不死 ~ なんて噂されるように
なっちゃってたんだよねぇ』




 全然死んじゃったけど ~
 だからさっき 、坂本くんは驚いてたってわけ



 そう付け足してコロコロ笑うあなた 。

 だけどシンは説明されても謎だらけな彼女に
 頭を悩ませた 


 不老不死の少女がいる 、というのは
 殺し屋をやってる際に 小耳に挟んだことはあったが
 知っていても 、理解している訳では無い


 それを感じ取ったのか 、




坂本「 … それよりなんでお前は生きている ?
それと戻れないってどういうことだ」




 普段無口な坂本からの矢継ぎ早にくる質問に
 あなたは少し眉を下げて困ったように笑う 。




『 … ある人から逃げてたの 。
その時にちょっとしくじって足をナイフが掠めて …

大した傷じゃなかったから放っておいたら 、
急に心臓がバクバクし始めて死んだ !!!! 』


シン「なんか軽くねぇか … ? 死んだんだろ ? 」


『死ぬ時って案外そんなもんだよ』




 ケロッとしてそういうあなたに
 シンは若干引く 。


 でも お構い無しに彼女は話を続けた




『そのまま死んだと思ってた
… いや 、確実に死んだはずだったのに 。

昨日目が覚めたら 、この姿になっててさぁ 。
元の姿にも戻れるんだけど 、数分するとまたこの姿 …


容姿を変えれるのは超能力とかじゃないから
原因もわからなくて 流石に困っちゃったよね』




 あまりにも現実離れした話 。

 信じ難い内容ではあったが 、  
 シンは不思議と嘘をついているようには見えなかった




 …… いや 正確には




シン( …… 読める )




 先ほどまでは空っぽだったあなたの心が 、
 今は確かに読めて 。


 そこにあったのは 、
 表情からは想像もつかないくらい小さな不安 。

 それだけは 、偽りのない本音だったから





𝐍𝐞𝐱𝐭······▸

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