第10話

だい…すき
385
2025/07/19 00:34 更新
あなたSide



(なまえ)
あなた
ねぇえとちゃん…本当…?
et.





私が聞いても答えてくれない。



そりゃ…そうだよね。






私のファンクラブがあるなんて、普通じゃないもんね。





et.
…ごめん…あなたちゃん




えとちゃんが下を向きながら謝ってくる。




えとちゃんの…真相を聞きたいな…



(なまえ)
あなた
えとちゃん…本当のこと…教えてくれない…?





et.
実は…あなたちゃんが推しでして…





えとちゃんが今にも泣きそうな声で言う。





ん?推し??私が???



(なまえ)
あなた
はぁ?!私が推し?!



少し大きい声で怒鳴る。





えとちゃんはそれに向かって驚いている。





やって…しまった…




et.
本当にごめん…
et.
私…あなたちゃんの…こと





えとちゃんが少しためらって照れる。


et.
だい…すき



(なまえ)
あなた
…!




えとちゃんが聞こえるか聞こえないぐらいの声で言っていた。



けれど私にはしっかり聞こえた。








ーえとちゃんの私への愛は本物だ。



(なまえ)
あなた
私も…だいすきだよ…!



私はえとちゃんに向かってそう言う。




するとえとちゃんが急にバタリと倒れた。



(なまえ)
あなた
えとちゃん?!えとちゃん?!




私は焦る。



(なまえ)
あなた
どーしよ、救急車?!



こういうことは初めてなのでよくわからないが、先生を呼んだほうがいいのか、救急車を呼んだほうがいいのか、どっち…?!




et.
人生…悔なし…



そのえとちゃんの小さな声は私の耳には入ってこなかった。




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