シャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワ
ある炎天下の中、私は駄菓子屋の自販機の後ろで、ある二人を待ちぐせしていた。
最初は驚かせようと今か今かと話を聞いて、タイミングを測っていたが………
キーンコーンカーンコーン…
あなたの下の名前は下校のチャイムがなった途端、すぐ廊下に飛び出して、走って駐輪場まで行った
そしてケッタに乗り、誰よりも早く、あの2人より先に駄菓子屋に行った
いつもは先に2人に駄菓子屋に行かれ、驚かされたあなたの下の名前 今回こそはと、汗を流しながらも必死でケッタをこいだ
驚かせてやろうとワクワクしながら、自販機の後ろでしゃがんでいる
………
シャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワ
蝉の鳴き声を聞いていると雑音に聞こえ、だんだん眠くなってくるあなたの下の名前
そんなことを考えていると駄菓子屋の近くで、2つのケッタが止まった
2人の話を見計らい、タイミングを待つ
シャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワ
自販機の後ろで、少しでも2人の会話が聞こえるよう2人側に寄る
シャワ
「お前やっぱ光ちゃうやろ」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!