⠀⠀⠀奏斗先輩が支えてくれたから
⠀⠀⠀私はギリ助かった。
⠀⠀⠀助けて貰ってこんな事言うのは
⠀⠀⠀あれだが
⠀⠀⠀結構危ない位置に手を置かれていた。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
⠀⠀⠀私は先輩の方を向き
⠀⠀⠀満面の笑みでそう告げた。
⠀⠀⠀それを見た奏斗さんは今にも世界が終わるのか
⠀⠀⠀というくらい絶望的な顔をしていた。
⠀⠀⠀私が先輩とそんな話をしていると、
⠀⠀⠀キッチンの方から出にくそうにこちらを見ている
⠀⠀⠀金髪オレンジメッシュの人がいた。
⠀⠀⠀私は彼の方を笑顔で振り向いた。
⠀⠀⠀奏斗さんは半泣き状態で言う。
⠀⠀⠀そんな私たちの後ろでは何が起きたのか
⠀⠀⠀分かっていないひば先輩が不思議そうな顔で
⠀⠀⠀私たちを見ている。
⠀⠀⠀私は奏斗先輩にそう告げ
⠀⠀⠀御手洗の方へと向かった。
⠀⠀⠀トイレへ向かったあなたの下の名前の背中を
⠀⠀⠀見ながら僕は言った。
⠀⠀⠀あなたの下の名前には本当に申し訳ないけど
⠀⠀⠀
𝙉 𝙚 𝙭 𝙩 ↪︎













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!