前の話
一覧へ
次の話

第7話

第七話
462
2023/08/17 13:00 更新
リアムさんに体を貪られている。だけど嫌な気持ちなど一切なかった。そこにあったのは、ただ一つ
もっとしてほしい………と。
リアム
あなた!!俺が本物だ!
あなた
リアム…さん
どっちかを選ぶなんてできない。
リアム看守
離れないでくれ、あなた
あなた
リアム……看守
不意に彼が呼ばれていた名前を発した時だった。急激な頭痛が私を襲った。
あなた
う゛……うぅ゛……
昭和のテレビのような白黒背景がパッと脳内に写し出される。彼はどうして私を貪ったのか、どうしてそこまでして私を手に入れたいのか。次々と疑問となっていた答えが映し出される。
あなた
……そっか…
あなた
そうだったんだ
しにがみ
思い出した?
あなた
うん…私はリアム看守と付き合っていて、最後は二人で死んだ
あなた
前世の記憶だったんだ…
しにがみ
でも前世だったらなんでリアム看守が居るんだろう?
あなた
確かに……なんで
その時リアム看守の目はぱっちりと開けられ、すぐさましにがみ君を睨み返す。
リアム看守
とにかくあなたは俺の恋人だ
リアム看守
二度とあなたに関わるな
リアム
ま、待て!!
あなた
リアムさん……
私はリアム看守に抱きかかえられ何処に連れ去られる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
薄暗い洞窟。水滴がポタリポタリと音を立てる。
視界がクラクラする。ぼやけていた視界は徐々に開けていく。
誰かが私の前に立って見下ろしている。
リアム看守
目が覚めたか
あなた
リアム…さん…?
リアム看守
だめじゃないか、あいつの傍に居るなんて
あなた
貴方は…なんでこの時代に居るの?
リアム看守
お前が逃げただからだろう?
あなた
逃げた…?どういう事ですか
リアム看守
記憶をなくしたのか……仕方ない
ドンッ!といきなり肩を押され、急激な強さに耐えきれず床に倒れる。
両手首をリアム看守に捕まれる。私を下にして上から冷たい目線で見下ろしていた。
危機を感じた私は身を捩り、逃げ出そうとする。
だが、手首を掴まれていて動けない。
リアム看守
もうお前を失いたくないんだあなた
リアム看守
来世では幸せに暮らすのが願いだった
リアム看守
だが…何度来世を繰り返してもあなたは死ぬんだ…。何度も何度もあなたが死ぬ瞬間を見てきた
リアム看守の声は………震えていた。
リアム看守
ようやく平和な来世でやっと幸せに暮らせると思ったら……偽物の俺と結婚していた
あなた
……リアム…さん
リアム看守
あなた…今度こそ二人で誰にも見つからない場所で暮らそう
そっとリアム看守の手が私の頬に触れた。

プリ小説オーディオドラマ