人生には主人公になれる人となれない…所詮はモブでしかない人がいる。
そんな私は主人公になるために…
回想
私は昔…虐められていた。
みんなから死ねや学校に来るな!
そう言われていた。
だがそんな日々にも慣れた頃
虐められていた私を助けてくれた。
彼女は私を虐めていた人を殴り私の手を取って走り出した。
嬉しかった…という気持ちがあったがそれと同時に劣等感を覚えた。
私は私をたすけてくれた人のようには出来ない…と
私は主人公ではない…ということを
だから私は私を助けてくれた人を悪者にした。
悪者はみんなに嫌われてみんなに煙たがられる
そんなことが起きて始めて私は主人公になる方法を知った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!