「???」が本を買い終わり、店を出た。
「???」が手元の本を横にぶら下げていた小さなカバンに入れて歩き出した。
…とりあえず、ついていくか…
リーの名前……なんて言ったら…?!
思いついた名前言えば良い!!!!!
めちゃくちゃ適当…!!!!
優しい…優しいよおぉぉお〜〜……!!
緊張せずに話せるかな…
話題とか思いつかなくても、気にしないでいてくれるかな…
人とコミュニケーションをとる…って…慣れないな……
コミュ障って最悪。
前世の私の影響だったり?
そしたら、永遠にコミュ障になるんじゃ…?!
いや…もういいや…
前世は…凄く…
吐きそう…
毎回、昔の事を思い出すと吐き気がする。
今日は、吐き気が激しい方だな…
ザドリエが道でしゃがみ込むと、前を歩いていたよつばが振り返りこちらへ寄ってきた。
吐き気と共に意識が遠のくのに比例して、周りの声や環境音が全てぼやけて聞こえる。
やがて、完全に視界が暗くなり、周りの音も全て無音となった。
目をゆっくりと開くと
小学5、6年ぐらいのガラスで出来たかのような輪っかを頭の上に浮かべた男の子がこちらをのぞき込んでいる。
喋り方がまともではなく、所々、一時停止したかのようだ。
…黙り込んでしまった……
どうしよう…
…ていうか、表情が1ミリも変わらない……
彼の声は、errorを起こしたコンピューターのようだ
子供相手だと、凄い緊張しない……
急に喋り方が変わったのと、その一言で私は混乱してしまう。
真顔で首をかしげながらこちらを見つめてくる。
ザドリエの背後から可愛い女の子の声が聞こえた
こうして、ザドリエは目を覚ます














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!