第5話

お呪い
51
2025/03/20 01:37 更新
無事に…食事を終えて、お城を出ていこうとした時のこと…
よつばさんは、お手洗いに行っていて、1人ポツンとお城のお庭のベンチに座らせてもらっていた。
そうしていると、ネックさんが歩いて寄ってきた。
ネック・ドヴィリア
リーさん…少しお渡ししたいものがあります。
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
ぇ、あ…(わ、「リー」って自分か!!)
は、はい!なんで、しょう…!
緊張しているけど…なぜかさっきより…苦しくない。
ネック・ドヴィリア
…こちらです。
ネックさんの手元にあったのは、金が使われている綺麗な青い星型の宝石の付いたヘアピンだった。
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
き、綺麗ですね…!
ネック・ドヴィリア
…これを、貴方に…と女王様がおっしゃっておりました。
え…つまり……女王様からの贈り物………??????????
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
え、でっ、でも……これ……本当に…もらっても良いんですか…??
ネック・ドヴィリア
はい。それと……
ネック・ドヴィリア
…貴方様の名前は……「ザドリエ・スター」様…で間違いないですか?
心臓が縮み上がる。
バレた…?バレてしまったの…?
どうしよ…なんて答えればいいの?
また、お城に…
帰されるんじゃないの…?
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
……………
もはや、体が震えて言葉も出ない。
心臓の音が速くなる。
…動けない…
頭が…痛い…
ネック・ドヴィリア
ご安心を…
周りに広めたりなどはしませんから。
確認だけさせてください。
その言葉を聞いて…少し気持ちが落ち着いた。
楽になってきた。
ネック・ドヴィリア
スター属性の家系なのは…間違いないですか?
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
………はい
小さく頷いて答える。
ネック・ドヴィリア
実は……貴方様を一目見た時に…すでに女王様も、お気づきでしたよ。
え、嘘…
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
…………隠してくれるん…ですよね…?
ネック・ドヴィリア
はい。貴方様の事については、何も話しません。
ネック・ドヴィリア
そして…この髪飾りは…癒しの効果があります。
貴方様のように…苦しくなってしまったりする事がある人に、優しく寄り添ってくれますよ。
リーの事、考えて…?
ネック・ドヴィリア
さらに…この髪飾りの効果はもう一つあります。
着けると…スター属性の方だけにしか使えない、とある能力が付与されます。
そう言って、私の両手に優しく置いてくれた。
ネック・ドヴィリア
その能力の詳細は未だ不明のままなのですが…この先の旅で…お役に立てるかと。
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
…!
本当にありがとうございます…!
ネックさんがクスッと笑った。
ネック・ドヴィリア
…女王様に伝えておきますね。
そこでちょうど、よつばさんが戻ってきた。
よつば
よつば
ネックさん!今回は本当にありがとう御座いました!!
ネック・ドヴィリア
楽しんで頂けましたでしょうか?
よつば
よつば
もちろんです!!
また、来たいと思ってしまうほどです!
ネック・ドヴィリア
それなら、良かったです
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
(よつばさんって…話す時、どこも緊張してないように見えるな…凄いな。)
よつば
よつば

ザドリエさんの、手に持ってるものは?
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
ぁ、えと…さっき…ネックさんから、貰ったんです!
よつば
よつば
へぇ〜!きれいですね!
ネック・ドヴィリア
よつばさんには、これを。
ネックさんが取り出したのは薄い黄緑色のプレナイトがはめられたペンダントだ。
よつば
よつば
え、俺も貰っちゃっても良いんですか!?
ネック・ドヴィリア
良いですよ。
よつば
よつば
めちゃくちゃカッコいいです…!!
本当にありがとうございます!!
ペンダントを両手で持ちながら深いお辞儀をした。
よつば
よつば
それじゃ、行きましょうか!
今度は「ルーグ・デラエイド」ですね!
ザドリエ・スター
ザドリエ・スター
はいっ…!
そうしてネックさんに手を振りながら、城を後にした。

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