無事に…食事を終えて、お城を出ていこうとした時のこと…
よつばさんは、お手洗いに行っていて、1人ポツンとお城のお庭のベンチに座らせてもらっていた。
そうしていると、ネックさんが歩いて寄ってきた。
緊張しているけど…なぜかさっきより…苦しくない。
ネックさんの手元にあったのは、金が使われている綺麗な青い星型の宝石の付いたヘアピンだった。
え…つまり……女王様からの贈り物………??????????
心臓が縮み上がる。
バレた…?バレてしまったの…?
どうしよ…なんて答えればいいの?
また、お城に…
帰されるんじゃないの…?
もはや、体が震えて言葉も出ない。
心臓の音が速くなる。
…動けない…
頭が…痛い…
その言葉を聞いて…少し気持ちが落ち着いた。
楽になってきた。
小さく頷いて答える。
え、嘘…
リーの事、考えて…?
そう言って、私の両手に優しく置いてくれた。
ネックさんがクスッと笑った。
そこでちょうど、よつばさんが戻ってきた。
ネックさんが取り出したのは薄い黄緑色のプレナイトがはめられたペンダントだ。
ペンダントを両手で持ちながら深いお辞儀をした。
そうしてネックさんに手を振りながら、城を後にした。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!