自販機前
「もーしゃないコーラな」
「はいよ」
西畑「うぇいさんきゅー」
「いちごオレ〜いちごオレ〜」
西畑「好きなやーいちご」
「え、売り切れや!なんで!うそ!もう生きて
けん」
西畑「1日ぐらい我慢しろってことや」
「いややーー飛び降りたる」
西畑「なにやっとんの、ほら帰るよ」
「新しいの入るまでここにおる!泣」
西畑「わがままいわんの」
??「えーいちごオレないやん」
??「お前が昨日買い占めたんやろ」
??「あれ?そやったっけ」
「あいつが犯人か!あ、あの!」
??「あ、あなたやん」
「え、末澤先輩??」
末澤「犯人って俺の事?」
「そうですよ!私の大事ないちごオレを!」
末澤「え?あなたも好きなん?いちごオレ」
「大好きですよ!もう生きていけないです」
末澤「そーなん?ごめんごめん俺も好きやからさ今日帰りに買ったるわ」
「ほんまですか?やったー!!!」
??「あ、この子があなたちゃん?」
末澤「そうそう」
「ども?」
??「へー可愛ええな」
西畑「いやいやー」
「お前がいうなや」
末澤「あーこいつはこうじ」
向井「どもー!よろしゅうな」
「あ、こっは西畑大吾です」
西畑「こんにちは」
「じゃあまたあとで!」
末澤「ばいばーい!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!