第17話

𝕃𝕠𝕘14何かになりたい人生は
90
2026/07/15 08:00 更新



















何処に向かってるかなんて俺も分からない























pt
はァ…ハぁッ……!



息を切らしても、足がもつれそうになっても






目の前が霞んでも





それでも、走り続けるしかなかった












俺が俺である為の方法なんて




















こんな事しか思い浮かばなかったから











風景が少し変わり






何処かへと向かう足が自然に止まっていく












周りを見渡すと、いつの間にか森から少し開けた場所にいた













pt
あ、レ…?ここ、は




どこかで見たような……



そう思いながら辺りを見回し





何処かに目印の様なものを探そうと一歩を踏み出す






pt
ッ、わ



だが、身体がよろめいてあらぬ方向に身体がそれる






そのまま、近くにあった木にもたれかかってため息をつく





pt
(これが馬鹿みたいに走ったツケか…)




自分で納得していると




額に冷たい何かが伝っていく




生い茂る葉の隙間から空を見上げると



月の光は見えず、代わりに薄暗くなった空から







大粒な雫が緑を伝って降り注ぐ






pt
こりゃ、大雨になりそうだな…






痛む身体を起こし、髪を端に避けると





視界が悪い中、何かが見えた








何を考える訳でもなく



ただその方向にふらつく足でゆっくりと進む









容赦なく打ちつけるそれは



届くことなく散った






誰かの祈りの残り香のような気がした













































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