彼女は全てを話し終えると、
肩を震わせながら息をする
それから永い永い沈黙ガ続いた
その間にも、遠くでは小さな音楽隊が音を奏でる
……
みんながいち早く状況を把握できる様に
戦いの中で、敵について知ってから戦う為に
……みんなが死なない為にやってた筈なのに…
パシんッ
やってしまった
小さくな乾いた音が耳を掠めていった途端
俺は、我に返った
その悲痛な声が一気に俺にのしかかる
全部、俺が頼んだ事なのに…
俺は、何も悪くない人に…ましてや仲間に
息が詰まる
何も認めたくない
これが本当の自分なら、今までの俺は違かったのか?
じゃあ、仲間を騙していたのは俺の方だったのか
皆が信頼しあってる時の俺って……
『どんな思いであそこに居たんだっけ』
そう思った瞬間
俺は外に飛び出していた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。