本編終了後の番外編です!
5話完結型で、一気に出します
時間がある時に一気読みすることをオススメしまーす
12歳の少女が絵画に向かってそう呼びかけた
絵画にはターコイズブルーの瞳を持つ、メシアと瓜二つの少女が佇んでいた
【少しだけ昔のお話。】
【奇跡の一族に神子が生まれた。】
【だが、神子は自分の描いた絵画に惑わされてしまった。】
ある日を境に、“ジャンヌ“ という名を口にし始めたのだ
初兎side
紫城家の領地である西方地方の奥深くにその家はあった
りうちゃん、悠くん、僕の3人は、とある一族の屋敷に来ていた
少し高い位置にあるインターフォンを鳴らして、と
鈴がなったような、可憐な声が聞こえた
その言葉と共に、目の前で大きな扉が開いた
庭は思いの外サッパリとしていて、けれど、どこか昔のような雰囲気があった
まるで、違う時空に来てしまったみたいだ
ここで、今回の依頼の説明をしよう
今回、僕たちは二手に別れている
僕ら3人は“奇跡の一族“ という逸話があるローズ家の一人娘の護衛が仕事だ
一方、いむくん、ないちゃん、まろちゃんの3人はその一人娘の父親──現当主と共に東方地方で起こっている怪事件の調査に向かっているのだ
ええと確か………
庭の木々がざわついた気がした
僕たちが屋敷にたどり着くと、鮮やかな金色の髪を持つ少女が居た
年は12歳くらいだろうか
にっこりと笑った彼女の瞳には、色がなかった
色の無い瞳には、青色の星が宿っていた
眉根を寄せて困ったように彼女は笑った
彼女はメシア・ローズ
芸術家として幼いながら名を馳せている少女だ
幼いため名前以外はずっと伏せられていたが、ここまで幼いのは知らなかったな………
笑顔のままバッサリとそう言いきったメシアさんは、そのまま続けた
玄関の扉を開け屋敷の中に入ると、壁一面に絵画がずらりと並んでいた
メシア・ローズはそう言って静かに笑った
メシアはキリスト教で『救い主』という意味
ちなみにジャンヌは『ジャンヌ・ダルク』がモデルです















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。