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第9話

7. 渋カッコいい先生
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2026/03/04 14:33 更新


入学式終了後、1年A組の教室。


教室に入ると、席につく前に私は大きく伸びをした。

あなた
ふわぁ〜〜、長かった〜〜!
胡桃
指スマ楽しかったね!
あなた
ヌヴィレット先生にバレた時はビクッとしたけどね


まさかの入学式で全力指スマバトルを繰り広げることになるとは思わなかった。


でも、なんか楽しかったし、これも学園生活ってやつだよね!


そうこうしているうちに、教室の前の扉が静かに開いた。

鍾離
よし、全員揃ってるな。席につけ


入ってきたのは、一見すると穏やかで落ち着いた雰囲気の男性。

鍾離
俺は1年A組の担任、鍾離だ


おぉ~~、璃月寮の寮長さんだ!

鍾離
担当教科は歴史だ
鍾離
これからよろしく頼む


私は椅子に座りながら、目の前で淡々と説明を続ける先生をじーっと見つめる。


何がカッコいいって、あの落ち着きっぷりよ。


普通、新しく受け持つ生徒たちを前にしたら、ちょっとくらい緊張とかするもんじゃないの?


なのに、鍾離先生は微動だにせず、堂々としてる。


いやぁ、渋い...




鍾離
これより、各生徒の所属寮を発表する


その一言に、高等部からの編入生たちはどよめいた。


そりゃそうだ。これから三年間毎日、寝る場所も過ごす時間も変わってくるわけだし。

私はどこになるんだろう。

鍾離先生が、淡々と生徒の名前を読み上げていく。


教壇の下で、紙をめくるたびに、名前と寮の名前が響く。

鍾離
国崩、スメール寮
鍾離
楓原万葉、稲妻寮
鍾離
蛍、モンド寮


ひとり、またひとりと所属が決まり、空気に少しずつ緊張が混じっていく。


鼓動がどんどん早くなっていくのが分かる。

鍾離
胡桃、璃月寮


ちょっと得意げに笑ってる胡桃が目に入る。


胡桃のことだから、どんな寮でも楽しそうに過ごすんだろうな。


それにしても私、どこになるんだろ


正直どの寮も魅力的だった。


でも、その中でもやっぱり私が一番入ってみたいって思ったのは___

鍾離
あなた、フォンテーヌ寮


その瞬間、胸の奥がびりっとした。

フォンテーヌ寮。


あの、審美と秩序、正義の寮。


建物も美しく、重厚な雰囲気。


フォカロルス寮長も温かみがあって、それでも剣みたいに芯が通ってた。

周りの視線なんて気にならないくらい、ちょっと心が熱くなってる。


寮の門をくぐる自分の姿を想像したら、なんか背筋がぴんと伸びた。

胡桃
お、テンション上がってるねぇ!
胡桃
あなたは、てっきりモンド寮とかナタ寮が好きかと思ってたよ
あなた
確かにどの寮もいいけど、フォンテーヌ寮かっこいいもん!


そう、私が憧れてるのは、ただ強いだけじゃない、ちゃんとした強さ。


間違ってないって、胸張って言える強さ。


そういうのを、あの寮は持ってる気がした。

鍾離
それでは各自、寮へ向かうように


フォンテーヌ寮。


その名を聞いただけで、胸が高鳴る。


なんか、これからの学園生活、めっちゃ楽しみになってきた!




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