「にほーーーーーーーんっっっっっっ!!!!!!!!!!!!」
「うるせ」
「空港なんだから静かにな〜」
ブソクスンwithミンギュが日本に着いてとても喜んでる
別に嬉しくないわけじゃないけどそんな騒ぐほどじゃない。
CARATの歓声に手を振りながら、いつもの如く探してしまう。
今世界には約80億人もの人が居るから、地域を絞ったとてたった1人を見つけ出せる確率はほぼゼロだ。
そんな確率だから見つけられるわけないのに…
今夜中の1時
肌に悪いと知りながらも ライブの熱が冷めないから と言う理由から外を歩く。
こんな夜中だからか人は全然いなくて帽子だけでも充分変装が足りてる。
こんな時でもすれ違う人が彼女だったらいいのにと思いながら歩く、そんな奇跡起こるはずもないのに。
暫く歩いたところで酔っ払いに絡まれてる女性を見つけたので助けた。
「助けてくださりありがとうございます」
なんだか聞き覚えのある声、懐かしい感覚に浸っていると彼女は心配したのか顔を覗かせて目の前で手を振ってくる
慌てて意識を戻して、軽くお辞儀して身バレも良くないと思ったので帰ろうとすると手を掴まれる。
彼女のその行動に驚き振り返ると、彼女は無意識だったのか慌てて手を離す
「ぁ、ご、ごめんなさい、!その、えっと、昔好きだった男の子に似てたので、、つぃ、すみません」
「ぇっと、だいじょぶ、ですか?」
「あ、はい、大丈夫です。」
彼女が笑ったその時、あの頃の記憶が蘇ってきた。
彼女はお辞儀をして家に帰ろうとしてる。
もしかしたら彼女なんじゃないか、そう思うと僕は止まらなくってさっきとは逆に彼女の手を僕が掴む
「え、?えっと、何か困ったことありましたか?帰る場所が分からない、とか?」
当たり前の反応を取られたのに、彼女だと思った瞬間悲しくなってしまった。
頭がごっちゃごちゃごちゃのままどこにも行ってほしくないと言う思いで少し涙目になりながら
「僕の事、覚えて、ない?」
そう言った。
言った後に彼女はポカンとしていて咄嗟に中国語が出てしまった罪悪感と彼女じゃなかった喪失感に襲われた。
「もしかして、ミンハオ?」
僕は一瞬気の所為だと思った、でも驚きで顔を上げて彼女の顔を見るとあの夏と同じような顔をしていて思わず
「!そうだよ!君の隣の家に住んでいた、シュウ・ミンハオだよ!覚えてる?………もし君が良ければ、また、付き合いたいと僕は思ってるんだけど、君はどうかな」
最初は泣き叫ぶように言ったが、だんだん自信がなくなり声が小さくなっていく。
アクションのない彼女に怖くなって顔を見ると目を涙いっぱいに溜めながら幸せそうな顔で
「もちろん覚えてるよ!ありがとう、私もまた付き合いたい。」
「うん”、ありがとう!」
きっと僕がアイドルだから、大変なこともあるだろうけどそれも一緒に乗り越えていきたい。
「あ、」
「どうしたの?」
「あなた、あい、してる」
「っ?!、、へへ、私も愛してる。見つけてくれてありがとう」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。