流石温泉旅館というべきですか...
人がいてもあまり気にならないくらい広い
そう言うと侑都くんはそそくさと出て行った
「あのすみません」
「迷子になっちゃって..」
「あ、ホントですか!?ありがとうございます!」
「えっと...こ...っち?」
「.........」
「ホントすみません..w」
「お兄さんは彼女いるんですか?」
「あーやっぱですか?彼女さん可愛いですか?」
「恋人だと可愛いけど私みたいと言われると..
なんかこう..遠回しに..w」
「いえいえ!」
「私ですか?私もいますよ、やっぱ可愛いって
癒しなんだなと思いませんか?」
「そうなんですよ」
「ありがとうございますわざわざ」
「..なんか誤解招いてるかもしれないんで
ちゃんと話してあげて下さいね」
「そこの彼女さんと」
キュッ
「それでは」
グィッ!!
『我慢できない?』
『受ける側の気持ちは一番分かってるから』
痛くない様にゆっくり倒してあげて
覆い被さる。
月の光で輝く赤い目は
僕の事をまっすぐ見る
必死に緩む口元を隠して
真っ直ぐ見つめて
口を開いた
僕はもう我慢できないから
君の全部を喰らい尽くすまで
止まる気はないから。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。