今日は 、 すちくんの誕生日
なのに本人は、朝から相変わらずで
ほわっとした声柔らかい笑顔
……ほんとに主役の自覚がない
今日のプレゼント 、
喜んでくれるかな ?
夜
部屋の電気を落として
テーブルの上には小さなケーキ
少々困惑していながらも 、
素直に目を閉じるすちくん
ぱち、って電気をつけて
そう言った瞬間 、
すちくんの目が ゆっくり細くなる
次の瞬間
腕を引かれて 、
そのまま胸に抱き寄せられた
耳元で、囁くみたいに言う
流石に私もこうなることは
考えていなくて 、
少し慌てる
声はいつもみたいに柔らかいのに 、
抱きしめる力は強くて
ケーキを食べ終わって 、
ソファに並んで座ったら
自然にすちくんの膝の上に
乗せられる
頬に 、 額に 、 唇に
キスが降ってくる
首を傾げるの、反則 .........
私の手を取って 、
胸元に引き寄せる
ぽつりと言われて 、
胸がぎゅってなる
一瞬、固まってから
そう言って 、
いつもより優しく 、
深く抱きしめられた
答えたら 、
今度は逃がさないキス
いつもは素直になれないけれど 、
たまにはいいかな 、 なんて ......
お誕生日おめでとう 、ですね !!











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。