あなた side
" ガチャッ "
『 どどどどどっかーんと 、どどーん!!!』
向井「 うわっ?!」
" ガシャンッ "
『 あ 』
向井「 … 」
やらかしました雛垣 。
勢いよく入って大声あげたら
向井がびっくりしてスマホ落とした 。
おうまいがっ!!!!ごめんね!許して!
『 割れた?』
向井「 おん 、割れとる 」
『 おうまいがぁ ……… あっ 、まあでも
お前今度誕生日だろ?買ったる買ったる 』
向井「 えっ?!いいん?!」
『 先輩として 、な?笑 』
向井「 うわあああああざっすパイセン!笑
あれ 、つかなんでいるん?仕事??」
『 暇だから 』
向井「 極端やな暇人 」
『 まあね 、でもさっきまで
撮影してたんだぜ?平野元気だったよ 』
向井「 あ 、かぐや?」
『 イエス 』
向井「 そかそか 。ならよかったわ 笑 」
『 … 向井は?元気?』
向井「 え?元気やで?」
『 ちゃんと自炊してんの?』
向井「 いや 、つい癖でコンビニ弁当 」
『 アホ 。ちゃんと洗濯してる?』
向井「 … 多分 」
『 アホ 。ちゃんとアイツらに連絡してる?』
向井「 … あ!この前たまアリであったで!」
『 それだけ?』
向井「 … 最近は 、?」
『 アホ 』
向井「 うるさい 笑 」
『 … はぁーっ 、ほんと
事務所って頭おかしいよね 』
そう言いながら椅子に座りくるくる回る私を
見て向井は微笑んだ 。なんだよ気色悪い ←
『 なによ 』
向井「 いやっ 、ほんまに強いなって思って 笑 」
『 … 別に 、言うほど強くないよ 。
まあ正確には強がってるフリ?笑 』
向井「 いやいや 、事務所に反発したら
干されるってこと分かってんのに
反発するあなたまじ凄いから!」
『 まあ事務所辞める
覚悟で何事にも望んでるし?』
向井「 やばい奴やん … 笑 」
『 事務所が干さないのは多分私が
辞めたらメンバー全員辞めることに
なるって分かってるからでしょ 笑 』
向井「 いやっ 、なにそのルーティーン!」
『 愛っていうものを感じるよね … (遠目) 』
向井「 なんやねん 笑 」
『 まっ 、だから?
愛されるよりも愛したい的な?』
向井「 キンキさん使うなや 笑笑 」
『 私も 、Jr.の時はまあまあ干されてたし 、
おんなじ思いをみんなにはして
欲しくないから 、頑張って欲しいから 。
だからこうして今もここにいるんだよ?』
向井「 … 」
『 同じ東京にいるし 、関西のことは
なんとなくだけど分かるから 。暇だったり
辛かったりしたらいつでも呼んで?ねっ??』
向井「 … おう 、ありがとな 」
『 ぜーんぜん!まあ逆に私が向井に会いたくて
会いに行くとかとかもあるかもね 笑 』
向井「 丁重にお断りしますわ 笑 」
『 サイテー!!!笑笑 』
この後編集者さんがきて強制退場の
レッドカードくらいましたちーん ( )
まあでも意外と元気そうで良かったわ 。
先輩として 、しっかり面倒見ないとですね!
… あ 、スマホ買わんと 、、、( )
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!