わたしは、自分の気持ちに正直になりたい。
でも、正直になったら、誰かをまた気づつけてしまう、、、
もうどうすればいいか分からないよ、、、、
私がそう思いながら、元来た道をたどっていた。
たしか、ここを左で、次を右。
それから真っ直ぐ行って、、、、
ドンっ((何かにぶつかる音
バシッ((何かに掴まれる音
わたしは顔を上げた。
そう言われるぅとくんに手を引っ張られた。
わたしは、るぅとくんに任せて、一緒にどこかに向かっていた。
るぅとくんはこちらの顔も伺いながら、走ってくれた。
やっぱり優しいんだなと思った。
るぅとくんはそう言って、空を指さした。
るぅとくんがそう言った。
わたしは、みんなのことを考えたら、涙が止まらなかった。
こんな最高の人達と私は縁を切ろうとしていたら、なんて自分がもったいないことをしているんだろうと思った。
るぅとくんはわたしを抱きしめた。
強いけれど、優しく包み込むように。
わたしが今まで我慢していたのが全て溢れるように、るぅとくんの胸で泣いた。
るぅとくんは私がないている時に、背中を摩ってくれたり
「だいじょうぶ」
と優しく言ってくれた。
なんでこんなに優しいんだろ。
るぅとくんも、さとみくんも、ジェルくんも
莉犬くんも、ころんくんも、なーくんも。
私のためにこんなにしてくれる。
なんでなの、、、、、
わたしはるぅとくんの方を向いて言った。
私は、そう言って軽い足取りで、寮へと走っていった。
るぅとくんもそれに着いてきてくれた。
これ私に合わせてくれてるよね?
この子どれだけ優しいのぉぉぉぉ!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。