世界はどうして残酷なんだろう
いつからかそう思えてきたんだ
生きる意味さえ見出だせずにいて
本当の自分は塵の中に埋もれてく
都会の人波に流されてばかりで
本当の自分なんか少しも晒せなくて
それでも精一杯自分を伝えたくて
今日も広がる曇り空に"哀"を叫ぶんだ
その思いはいつの日か"愛"に変わっていくのか?
そしたら僕達は少しでも変われるのだろうか?
このくすんだ空に問いかけた
ねえ、僕らの生きる意味を教えてください
いつだって本当の気持ちは隠したままで
ねえ、僕らの生きる意味はあるのですか?
いつだって僕ら二人で"アイ"を叫ぶだけだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!