あなたside
絶賛、私たちは今深刻なお金不足に悩んでいる。そこで今日はお金を稼ぐために
『町のモンスター討伐』というクエストを引き受け、モンスターを探している。
クエストの人数に制限はないため、二人一組で分かれて行っているので私は今えとさんと組んでいる。
ピコンッ!
森を彷徨っている私たちのもとに、1通のメッセージが届いた。
『のあ:モンスターが見つからないときは透視を使うといいですよ。』
おお!ありがたい!いい情報を知ることができた!
すぐさま私はお礼のメッセージを送信した。
辺りはモノクロになった。じっと見つめてみると、雑草に紛れ込んだ草スライムがいた!
草スライムはなんとか縄からくぐり抜けようと必死にジタバタしている。
みるみるうちに草スライムは灰となり、散ってしまった。
頭を抱えながらため息をつく。
今度から討伐対象のモンスターの種族とか書いてくれないかなー…
ヴーヴーヴー!
サイレンの音が突然鳴り響いた。
『緊急!緊急!深潭の森よりドラゴンが暴走しています!クエスト参加者は直ちに討伐をお願いします!』
私たちはお互いの顔を見合わせて蒼白する。
ドシンッ、ドシンッ、大きな足音が地面に鳴り響く。
ゆっくりと後ろを振り向くと…
口から炎を吹き出し、辺りの木を燃やし尽くした。想像以上に巨体で、なによりも怖い!
視界が炎で覆われてしまった。もう、だめかもしれない…
バッシャアアン!ポタポタ…
炎で焼かれるかと思いきや、なぜか水浸しになっていた。
ドラゴンも私たちも、理解が出来ず硬直している。
再び炎を吹き出した。それを華麗によけて戦闘態勢を取る。
バサバサバサ、ドラゴンは羽をはばたかせて空を自由自在に飛び回る。
だったらこっちも…
弾丸はすべて跳ね返されてしまった。
シヴァさんの杖から魔法陣が出てきた。なにをするんだろう?
水鉄砲の進化版?のような水のビームがドラゴンを攻撃する。
その威力に負けたドラゴンは気を失ってしまった。
ドラゴンが再び目を覚ました。
各々の杖を照らし合わせて、魔力をじっくりと込める。
ドラゴンは水に包まれ浄化し、後に光り輝く欠片が生まれた。その欠片は分散し、杖と辞書に入り込んだ。
残りの欠片は空に消え去った。
そういって、辞書を見せた。
上空からうりさんの声が聞こえた。
うりさんはショックのあまり魂が抜けている。
目を光らせながら私たちに問いかけてきた。私達は目を見合わせて頷いた。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。