第63話

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2026/06/14 12:36 更新





あなた
あれ、ドラケンは?
佐野エマ
ドラケンとは待ち合わせだよ!
うちはヒナと一緒に行くの!
あなた
そうだったの?
佐野エマ
待ち合わせにしようって話してね....って、やば!時間過ぎてる!!




玄関にかかった時計を見て慌てて巾着を取りに行くエマ。
残された私と三ツ谷は自然とお互いに視線を運ばせパチリと合う。







あなた
急に呼び出されたんでしょ、ルナマナちゃん大丈夫?
三ツ谷 隆
お袋が家にいるから大丈夫だ
あなた
そっか、良かった。





ルナマナちゃん。
家にお邪魔した日、私寝ちゃって結局お泊まりになったんだよね。
三ツ谷も起こしてくれれば良かったのに、ぐっすり眠ってるからそっとしといたなんて言われたし。







三ツ谷 隆
・・・
あなた
えっと、どうかした?




さっきから三ツ谷の視線を感じる。









なにかついてる?
虫とかなら早急に取っていただきたいんですけど。





三ツ谷 隆
いや、浴衣着たんだなって
あなた
浴衣、あこれ。
本当は着る予定じゃなかったんだけどね
あなた
エマが買ってくれてたみたいで
あなた
....やっぱ変?



初めて着た和風の服。
やっぱり似合わなかったかな?

淡い色も明るすぎて不安だったし...























三ツ谷 隆
いや、似合ってる






不安が募り始めた私に三ツ谷は即答。
その言葉はあまりにも迷いがなくて






あなた
ほんと?
三ツ谷 隆
ふっ...ほんとほんと
あなた
やったあ!





安心して頬が緩んだ。
普段服を作ってる三ツ谷に言われると絶対大丈夫って信じれるんだよね。

ほっとしてるとドタバタっと足音がして、エマがもどってきた。
下駄にスっと足を通してクルッと私の方を振り返るエマ。












佐野エマ
じゃあ先に行くね!
佐野エマ
三ツ谷!あなたのこと頼んだ!
三ツ谷 隆
おう。迷子になんねぇように見張っとく。
あなた
ちょっとまってどういう意味





にししっと悪い顔だけ残してエマは家を出ていった。
三ツ谷は私の子守り...??
私そんな問題児じゃないよ。
マイキーと場地は別だけど。








三ツ谷 隆
ま、元々マイキーと2人で行くのが不安だったからって連絡きてたんだけどな。
三ツ谷 隆
マイキーからは別の用事で行けねぇって言われたし
あなた
バイクでどっか出かけちゃったからね。
お土産だけ買うの忘れないどく。
三ツ谷 隆
そうだな。
三ツ谷 隆
んじゃあそろそろ俺らも行くか。
あなた
うん





玄関の戸を閉め、外を歩くとカランコロンとかわいい音がする。
















普段履かない下駄、初めての浴衣。
そして初めてのお祭り……




























三ツ谷 隆
(もう楽しそう...)












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