第3話

【 # 新しい友達 . 】
296
2024/07/11 08:18








 # 赤
 # 赤
 
  猫木 飴宵 って 子 .ᐟ.ᐟ  
















  莉麗 の あの言葉・・・・ が 頭 を 離れない 。

  勿論 莉麗 に 新しい友達 が 出来るのは 嬉しいし

  俺も 仲良くしたい と 思う 。



  " アイツ " じゃ無ければ ____ 。

















           ♢





























 # 桃
 # 桃
 りうら ー .ᐟ.ᐟ
 一緒 に 帰ろ ー よ … って 


 # 桃
 # 桃
 また あまよ と 帰るのね 、 
 おっけ ー っ ばいばい .ᐟ.ᐟ








 # 赤
 # 赤
 ごめん ないくん 、
 あまよ が どうしても って 
 明日 一緒 に 帰ろ .ᐟ.ᐟ








 # 桃
 # 桃
 うん … 
 全然 大丈夫 だよ 






 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 ごめんな ー ないこ 、
 どうしても 話さなきゃ いけないんよ 笑 


 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 … ( 微笑 







 # 桃
 # 桃
 … っ 、ん ー ん 


 # 桃
 # 桃
 しょうがないから .ᐟ.ᐟ
 大丈夫 だよ 、また 明日 ね 









  中学校 の 頃 から 

  あまよ の 事 は あまり 好きでは なかった 。

  2年生 の 夏 に 引っ越してきて 以来

  りうら と 俺 を … 引き裂こう と している ように
 
  感じられる 行動 を してきた 。

  俺 の こと が 嫌い なのか 、それとも …



  その 答え が 分かった のは 3年 の 秋 だった

























  その日 は 秋風 が 体 に 吹き付け 、

  紅葉 の ように 赤い 太陽 が あった 。


  そんな日 の 放課後 、事件 は 起こった



  俺たち は 、

  あまよ と りうら 、俺 で クラス が 分かれていて

  下校 の 時は 毎日 りうら の クラス に

  迎え に 行っていた 。


  その日 も 迎え に 行った









 # 桃
 # 桃
 り ー うら 、ん ? 








 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 … っと 、…… よ ッ" .ᐟ.ᐟ 


 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 … こ に …… くな 、 







 # 赤
 # 赤
 ごめん 、 


 # 赤
 # 赤
 … 、ッ ふ ーー っ" 








  りうら は ドア の 近く に 居るんだろう

  りうら の 声は 聞こえる 。






 # 赤
 # 赤
 だから って .ᐟ.ᐟ
 裏 で コソコソ 虐めてきて 、 
 ずっと 気づいてたからね ! ? 


 # 赤
 # 赤
 それでも 知らないフリ 、気づかないフリして
 ずっと 耐えてきたけど もう限界


 # 赤
 # 赤
 お前 なんて もう 友達じゃない 。
 何 が 邪魔だ 、近づくな だよ ッ" .ᐟ.ᐟ 
 俺 が ずっと 優しく 接してたのに 、
 その 優しさ も 踏みにじって …






 # 赤
 # 赤
 
  
  お前 って

  ほんっと に 最低 なんだね 。  











 # 桃
 # 桃
 ッ …、 ! ? ! ? ! ? 










  りうら の あんなに トゲのある 言葉

  初めて 聞いた …


  咄嗟 に 口 を 抑えて

  嗚咽 を 漏らさないように していた 俺 にも

  限界 が あったようで 、

  次 の 言葉 で 俺たち の 友情 は

  ズタズタ に 引き裂かれた 。








 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 お前 の 事 友達 とか 思ったこと 無いけど ? 笑






 # 赤
 # 赤
 … ッ あ 、 







  ドサッ と 音 が した 。

  その音 が 耳 に 着いた瞬間 、

  俺は 考えるより 先に 足が 動いていた








 # 桃
 # 桃
 りうら ッッ" ! ! ! 





 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 ないこ ! ?
 なんで ここ 居んの ? 







  その時 無駄 に 頭 の 回った 俺は

  カマ を かける ように 聞いた 。







 # 桃
 # 桃
 お前 は 何してんの ?
 友達 が 気絶 してる前 で
 放って 他の友達 と 遊ぶの ? 









  すると 俺 に さっき の 会話 を 聞かれていた

  と 分かっていたのか 、








 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 友達 ? 
 そんなの どこに 居るんだよ 笑 
 俺 が 好き なのは お前だけ 。
 コイツ の ことは 友達だと
 思ってねぇよ 






 # 桃
 # 桃
 は … ?
 ほんとに 言ってんの ? 







 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 そうだよ 、俺 は ずっと
 転校初日 から 話しかけてくれて
 今も変わらず 仲良くしてくれる ないこ が 大好き だ 。


 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 なのに りうら は そんな 俺 から 
 ずっと ないこ を 奪いやがって …
 ないこ は 俺 の もの なのに








 # 桃
 # 桃
 … そっか 、 







 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 ほら 、俺 悪くないだろ ? 








  バチンッ )







 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 ──── い゛ッッ" ! ? 








 # 桃
 # 桃
 俺 が お前 みたいな クズ 好き に なるわけ ないだろ
 俺 が 好きなのは 、お前みたい な クズ なんか じゃ なくて


 # 桃
 # 桃
 誰にでも 優しくて 、
 傷ついても ずっと 周りのことを 
 一番に考えて 自分のこと は
 二の次 で 弱虫 で 、1人 の 時 
 隠れて泣いて 人には
 弱いところ を 見せない
 強がり な りうら なんだよ .ᐟ.ᐟ


 # 桃
 # 桃
 りうら の 努力 も 知らずに 
 好き勝手 言いやがって …


 # 桃
 # 桃
 りうら は ずっと 
 お前 との 付き合い方 に 真剣だった 
 虐められても 、ずっと ずっと .ᐟ.ᐟ








 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 それは あっち が 勝手に … .ᐟ 








 # 桃
 # 桃
 そういう所 が 嫌いなんだよ .ᐟ.ᐟ
 ずっと ずっと 人のせい に して 、 
 自分 の 悪いところ を 認めずに
 自分 が 正解 みたいな 考え方 が
 ずっと 嫌いだった


 # 桃
 # 桃
 もう お前 とは 話したくない 。 
 ばいばい







 # 猫木 飴宵 ( ネコキ アマヨ )
 おい 、ちょ ッ .ᐟ.ᐟ 






















           ♢




















  次 の 日 から あまよ は 不登校 に なった 。

  りうら は その日 から あまよ の 存在 を

  忘れてしまった … いや 、元々 居なかった ように

  3人 の 思い出 も 辻褄 が 合うように

  変更 されていた 。








 # 赤
 # 赤
 え 、あまよ って 猫木 くん の こと でしょ ?
 1回 話して みたいよね .ᐟ.ᐟ







 # 桃
 # 桃
 あ 、そうだね 、 









  でも こうなってしまうのも しょうがない の かも 知れない 。

  ずっと 頑張って 仲良くしようと していた

  友達 に 「 お前 は 友達じゃない 」

  なんて 言われたら 想像 できない ほど

  ショック だろう 。


  しかも りうら は 自分 の 中 に 溜め込む

  タイプ だから ストレス が ずっと 限界近く まで

  溜まっていたんだろう 。

  そして あの日 全て 爆発して 、

  ストレス の 元凶 も すべて 、消してしまったのだろうか









 # 桃
 # 桃
 … 








  本当に そうか は 分からない 。

  でも 、あまよ の 事 を 忘れたあと の

  りうら の 笑顔 は 前より ずっと ずっと

  輝いて 見えた ____ 。
















           ♢



















  輝いた笑顔 が 消える かもしれない 。

  もしかしたら では ない 、もう 時間 の 問題

  って 所 まで 来てる 。


  あまよ と りうら が 知り合った って ことは

  おれ にも いずれ 回ってくるだろう 

  その時 また 好きだ と言われたら ?

  その 想像だけで 吐き気 が する 。



  でも 今 俺 に 出来ること は ひとつ











 # 桃
 # 桃
 猫木 くん 、
 ちょっと 話そ ー よ 笑 










 りうら と " コイツ " を 引き剥がす だけ

























  1875 文字 .ᐟ.ᐟ

  今まで で 一番 多い です 実は .ᐟ.ᐟ


  ちょっと 闇 が 出てきました … .ᐟ.ᐟ



  おつねり です ー .ᐟ.ᐟ








プリ小説オーディオドラマ