莉麗 の あの言葉 が 頭 を 離れない 。
勿論 莉麗 に 新しい友達 が 出来るのは 嬉しいし
俺も 仲良くしたい と 思う 。
" アイツ " じゃ無ければ ____ 。
♢
中学校 の 頃 から
あまよ の 事 は あまり 好きでは なかった 。
2年生 の 夏 に 引っ越してきて 以来
りうら と 俺 を … 引き裂こう と している ように
感じられる 行動 を してきた 。
俺 の こと が 嫌い なのか 、それとも …
その 答え が 分かった のは 3年 の 秋 だった
その日 は 秋風 が 体 に 吹き付け 、
紅葉 の ように 赤い 太陽 が あった 。
そんな日 の 放課後 、事件 は 起こった
俺たち は 、
あまよ と りうら 、俺 で クラス が 分かれていて
下校 の 時は 毎日 りうら の クラス に
迎え に 行っていた 。
その日 も 迎え に 行った
りうら は ドア の 近く に 居るんだろう
りうら の 声は 聞こえる 。
りうら の あんなに トゲのある 言葉
初めて 聞いた …
咄嗟 に 口 を 抑えて
嗚咽 を 漏らさないように していた 俺 にも
限界 が あったようで 、
次 の 言葉 で 俺たち の 友情 は
ズタズタ に 引き裂かれた 。
ドサッ と 音 が した 。
その音 が 耳 に 着いた瞬間 、
俺は 考えるより 先に 足が 動いていた
その時 無駄 に 頭 の 回った 俺は
カマ を かける ように 聞いた 。
すると 俺 に さっき の 会話 を 聞かれていた
と 分かっていたのか 、
バチンッ )
♢
次 の 日 から あまよ は 不登校 に なった 。
りうら は その日 から あまよ の 存在 を
忘れてしまった … いや 、元々 居なかった ように
3人 の 思い出 も 辻褄 が 合うように
変更 されていた 。
でも こうなってしまうのも しょうがない の かも 知れない 。
ずっと 頑張って 仲良くしようと していた
友達 に 「 お前 は 友達じゃない 」
なんて 言われたら 想像 できない ほど
ショック だろう 。
しかも りうら は 自分 の 中 に 溜め込む
タイプ だから ストレス が ずっと 限界近く まで
溜まっていたんだろう 。
そして あの日 全て 爆発して 、
ストレス の 元凶 も すべて 、消してしまったのだろうか
本当に そうか は 分からない 。
でも 、あまよ の 事 を 忘れたあと の
りうら の 笑顔 は 前より ずっと ずっと
輝いて 見えた ____ 。
♢
輝いた笑顔 が 消える かもしれない 。
もしかしたら では ない 、もう 時間 の 問題
って 所 まで 来てる 。
あまよ と りうら が 知り合った って ことは
おれ にも いずれ 回ってくるだろう
その時 また 好きだ と言われたら ?
その 想像だけで 吐き気 が する 。
でも 今 俺 に 出来ること は ひとつ
りうら と " コイツ " を 引き剥がす だけ
1875 文字 .ᐟ.ᐟ
今まで で 一番 多い です 実は .ᐟ.ᐟ
ちょっと 闇 が 出てきました … .ᐟ.ᐟ
おつねり です ー .ᐟ.ᐟ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!