ここ数週間最近の私はなまけていた
本部からの呼び出しくらってるんですけどね
白く無機質な部屋
医療機器と検査キットが並んでいる
機械をつけられる 、
それかいくつかの検査を受けた
モニターを見ながら機械的な声
なにか違う目
私を見る目が少し違う違和感が理解した
この人私を人間として見ていない
服を脱ぎ 、背中のばつ印の傷を見せる
表情ひとつ変えずに淡々と言う
「深かったですね」
他人事のことばがやけに胸に刺さる
問題なし 、と言われたことを頭の中で反復する
冷たい風が髪を攫った
ヒーローのニュースが流れている
「今日も市民を守り抜いた!!」
と大きな見出しに映る自分と8人のヒーロー
目を逸らしてポッケに手を入れた
氷系能力なのでいつもの事だったが 、
なんでいるんだ
湊がサラッと私の手を握った
触れたところから温度が流れ込んでくる
ぽんっと頭を軽く叩かれた
手を繋がれたまま湊に引っ張られる
さっきより少し軽い足取りで店に入った
ここではただのあなたでいられる気がした











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。