第6話

No.3〈 Frozen, Paralysis, Strange Slash 〉
60
2025/05/17 19:00 更新
時間は過ぎ去り、登校初日となった。

集合場所は、校庭。

エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
みんな、おはよう
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
今日は模擬戦よ!
——最初から、模擬戦。
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
死人も出かねない、危険なものよ
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
過去に何人か手足が飛んでるのよ
しかも、超危険な。
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
じゃあ、ルールを説明するわね!
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
皆は仮想敵を倒してね
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
10分以内に1最低10体倒すこと
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
もちろん、共闘も許可するわ
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
3人ずつに別れて行うからね!
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
最初は、「星野 ゆず、神楽 蓮、瑠璃川 梅雨」の3人よ
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
大丈夫、手足が飛んでもエメラルドが治すわ!
エメラルド&ガーネット
じゃあ、頑張って!

星乃 ゆず
星乃 ゆず
いや、手足、飛ぶんだ…
神楽 蓮
神楽 蓮
楽しそうじゃないか
瑠璃川 梅雨
瑠璃川 梅雨
眠い、、
一人は少し不安そうに。
一人は愉しそうに笑って。
一人は眠い眼を擦って、ラインに立った。
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
それでは!
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
模擬戦、始め!!
二人が杖を大きく振り、幽霊のようなものが辺り一面に100体程浮かぶ。

そして、3人へと一直線に突き進んだ。









_____刹那、


バキバキバキバキッ


凄まじい音と爆風が辺りを支配し、直径30m、高さ10m程の巨大な氷柱が聳え立った。
中には30体程の仮想敵が氷漬けになっている。
眼帯の少女のスカートが舞う。
星乃 ゆず
星乃 ゆず
…寒い……
白い息を吐いて、少女が呟いた。





華山 怜
華山 怜
あの魔法、凄い…好敵手が見つかりましたわ


そう、ゆずはどこか涼しい顔をしているが、この規模の魔法を放出するには膨大な魔力量が必要となる。
氷は水の派生、通常の水魔法よりも魔力を消費する。
それを事も無げにこなしてみせる少女はまさに怪物だった。
神楽 蓮
神楽 蓮
ははっ、負けていられないな



ぶわり、魔力によって少年の銀の髪が舞う。
そして、愉快そうに笑みをたたえて右手を握った。

バチンッという音が鳴り——全ての敵の動きが静止し、地へ落ちた。
神楽 蓮
神楽 蓮
こんな簡単な麻痺で動けないなんて…残念だな

不満そうにする蓮の前方では、地へ落ちた衝撃で仮想敵が次々と消失していた。

麻痺——呪術の一環で、基本的なものの一つ。
しかし、通常の麻痺は同時に良くて15人、悪いと1人にしか効果が出ず、しかも対象が多ければ多い程敵一人に対する効果は薄くなるのだ。
基本的だからこそ蓮の圧倒的なセンスを物語っていた。



瑠璃川 梅雨
瑠璃川 梅雨
ちょっと、俺の成績付かなくなっちゃうじゃん、
後でさぼれなくなると困る…
氷漬けにされた敵を除いた残り半数程、とはいえまだ40体弱は残っているのだが。

淡い蒼髪の少年、梅雨が敵へと刀を振り翳した、その時—
星乃 ゆず
星乃 ゆず
危ないっ!ごめん!!
もう少し狩ろうと思ったのであろう、ゆずの風の刃梅雨の進行方向へ放たれた。
梅雨はそれを一瞥し、ゆずの魔法を巻き込みながら刀を振った。
遠野 命時
遠野 命時
は…?!
すると、刀が風を纏って広範囲への斬撃を繰り出したのだ。
瑠璃川 梅雨
瑠璃川 梅雨
わぁ、こんなことあるんだ
ぼけーっと他人事のようにに呟いているが、敵は全滅である。
息絶えた敵が次々と消失して行った。

闇野 小夜
闇野 小夜
いいな、あれ
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
…いやはっや!!
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
まだ3分くらいしか経ってないわよ!?
ロイテ姉妹が驚きで眼を見開きながら走ってきた。
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
ていうか全滅ってすごいね〜
遠野 命時
遠野 命時
先生、質問よろしいでしょうか?
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
もちろんよ!
遠野 命時
遠野 命時
梅雨さんの刀の攻撃の原理は一体どうなって…?
そう、全員が気になっていた。
斬撃に属性を付与するとは一体どういうことなのか。
それを訊かれたガーネットは形の良い眉を顰めて言った。
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
あれは、物理攻撃に魔法を付与する技ね。
でも、タイミングとセンスが良くなきゃ冗談抜きで細切れかミンチになっちゃうわ。
特に、ゆずちゃんの魔法は強いから…
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
そうそう、だから絶対真似しちゃだめよ!
やりたいならもうちょっと経ってから、剣術の先生に教わって!
そう、他人がやったら木っ端微塵である。
星乃 ゆず
星乃 ゆず
瑠璃川くん、ごめんね…!
顔を真っ青を通り越して土気色にしたゆずが誤った。
瑠璃川 梅雨
瑠璃川 梅雨
梅雨でいいよ、あと、大丈夫。
別に怪我してないしね
星乃 ゆず
星乃 ゆず
そっか…ありがとう、梅雨
安心した様にゆずが息をついた。が、
星乃 ゆず
星乃 ゆず
ぐえっ
華山 怜
華山 怜
すごい、すごいですわ!
あの氷柱も、あの風魔法も!!
安息は突っ込んできた怜に破壊された。
しかし、褒められて嬉しいのか、ゆずは淡く頬を染めた。
星乃 ゆず
星乃 ゆず
あ、ありがとう、怜…さん
華山 怜
華山 怜
怜でよくってよ!
今度一緒にお茶でもしましょう!!
星乃 ゆず
星乃 ゆず
いいの…?じゃあ、お邪魔しようかな


…その後、0が何個つくかわからない程の超高級茶葉とスイーツを出されて顔を真っ白にしたゆずがいたとかいなかったとか。

闇野 小夜
闇野 小夜
ねぇ、名前は?
そこへ、全身黒の美しい少女、小夜までも話しかけてきた。
星乃 ゆず
星乃 ゆず
えっ、今さら?!
6人しかいないのに覚えて無かったんですか、とかは言わない。
いや、言えない。顔が良すぎて圧が怖い。
闇野 小夜
闇野 小夜
うん、教えて
星乃 ゆず
星乃 ゆず
星野、ゆずです…
闇野 小夜
闇野 小夜
そっか、ゆず、ね。
今度合わせ技の練習付き合ってよ
星乃 ゆず
星乃 ゆず
えっ、えっと、気分が乗ったら!

さっき禁止されたばっかでしょ無理ですとは言えなかった。
なんせ顔面の圧が強いので。
華山 怜
華山 怜
もう!わたくしが今話してましたのに…
ゆず、私の模擬戦も楽しみにしててくださいな!
闇野 小夜
闇野 小夜
はぁ、私もゆずに練習付き合いたいと思わせる程度にはやらなきゃだな…
星乃 ゆず
星乃 ゆず
あー、うん。二人とも、楽しみにしてるね
そう、第二戦がまだ残っている。
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
みんな〜!そろそろ準備してちょうだい!
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
ええ、第二戦を始めるわよ!
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
ふふっ、楽しみにしてるわね!
「華山 怜、闇野 小夜、遠野 命時」のお三方!
エメラルド・ロイテ
エメラルド・ロイテ
それでは
ガーネット・ロイテ
ガーネット・ロイテ
第二戦、開始!!
皆さんを今まで出せなかったのと、投稿が遅れまくった罪悪感で死にそうだったので、急いで書き上げました…。
大変申し訳ございませんでした!!!
またサボらないように頑張ります…!!

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