今日は一時間目から移動教室らしい。
其の為、皆 友達と固まっている。
授業に遅れないように、皆より早めに行こうとした
だけど、
また、 明るい声が聞こえた。
断れなかった。
2人で廊下を歩いていると、
また咲希ちゃんを呼ぶ声が耳に入る
「 咲希ちゃん ! 」
そう言って、咲希ちゃんに抱き着いた。
「 咲希ちゃ~ん 」
その子は咲希ちゃんに抱き着いて幸せそうだった。
けど、わたしを見る目は勝ち誇っていた
わたしは、2人の視界に入らないよう早足で教室へ向かった。
あのあと、 「 何で先に行ったのー! 」 と怒られてしまった。
理由は適当に誤魔化しておいた。
そんな咲希ちゃんは、
わたしと話していたのに、もう他の子に囲まれている。
__もう、あの子の視界にわたしは映ってないのかも知れない。
咲希ちゃんは、何時も可愛い子に囲まれて、しかも咲希ちゃん自身も可愛い。
わたしはかわいくない
……もしかして、
わたしがかわいくないから…
かわいくないから、こんな思いするのかな。
もしかして、
かわいくなれたら、わたしは咲希ちゃんの隣にいられる?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!