萌の好きな人が流出した。
流出した原因は土田という悪ガキのような男子。
悪意ある流出とそれに対する皆の批判で萌の心はもうボロボロのはずだ。
そんな中私は萌に一通のLINEを送った。
後は萌の返信を待つだけだった。
萌にLINEを送って3時間が経った。
元々萌はLINEの返信は遅い方だ。
だから、仕方ないと思っていたがここまで遅いのは初めてだった。
「叶。今日ずっとスマホ見てるじゃんか。いつもはあんまり見てないのに。」
友が不思議そうに聞いてくる。
友はこのLINEのことを知らないのだろうか。
「友。萌のLINEのこと知ってるの?」
「あぁ…知ってるよ。昨日のやつだろ?」
知ってるんだ…
じゃあなんでそんなに呑気なの?
萌の心配もしてあげられないの?
「なんでそんな呑気なのよ!!!!?」
「えっ……」
思わず大きな声が出てしまった。
クラスの皆の視線を感じる。
「私保健室行ってくる。」
ボソッとそう言って走って廊下に逃げ出す。
あぁ…カッとなってしまったな。
こんなんだから萌にも振られたんだ。
いつの間にか怒りっぽい性格になってしまったのはきっと正常ではない恋愛をしてしまったからなのだろう。
「失礼します。日高 叶です。頭が痛くて。」
保健室の中に入ると保健室の先生はいないみたいだった。
椅子に座って待つか…。
ふぅ……
ここ最近色んな事がありすぎた。
萌とは喧嘩するし、友には心配されるし、しかも振られるし。
何か良いことないのかな。
ガラッ
保健室のドアが空いて誰かが入ってきた。
「失礼します。柴 翠です。頭が痛くて来ました。」
シーン……
そりゃ先生いないから誰も反応できないよね。
って、今ここにいるの私だけだ…。
「今先生不在みたいです。」
「あ、まじ?その横座って良い?」
どうぞと促すと横に男の子が座った。
近くで見ると思ったより背が高いしイケメンさん。
皆こういう人にドキドキするんだろうな。
「君何年生?」
「1年の日高 叶です。」
「ほへぇ…1年?大人っぽいね。俺3年の柴 翠。」
やっぱり先輩だ。
大人っぽいなんてよく言われるけど先輩に言われるとなぜか嬉しかった。
「ありがとうございます。」
沈黙が続く。
気まずいなぁ…早く先生来ないかな。
「日高さんさ、彼氏いるの?」
えっ…急にどうして。
この前振られたばかりなのにいるわけがない。
「いませんよ。こんな人に振り向いてくれる方なんて滅多にいないです。」
「自分を下に下げすぎだよ笑。俺は日高さん凄く可愛いと思うけど。」
冗談だろうな…
そうやって皆に言ってどんどん恋の罠に引っかけていくんだろう。
「嬉しいですけど私そんなのに落ちませんからね。」
「ん?俺本気だけど?」
何言ってるんですか先輩。
私男の子に興味ないんですよ。
「ねぇ…日高さん。俺と1週間付き合ってみない?」
はぁ…またまた冗談を…
なんと…!皆さんのおかげで10話まで更新することができました~!ありがとうございます!今回は!新メンバー登場!柴 翠先輩です。突然ですが、私のお話に出てきてくれるキャラクターさん達のお名前皆さん読めますか?ここで!少しクイズです!
1,日高 叶
このお話の主人公叶ちゃん!
意外と読めない…?かもしれません。
多分1話かどこかで読み方書いた気もするんですけど…忘れちゃった😖
2,花田 萌
これは簡単です!もうそのまま読めばOK!
3,戸田 空
空くんは「そら」と読むか「くう」と読むかの二択ですね😅他にも読み方あるんですかね…
4,田中 友
これもそのまま!
5,柴 翠
これはですね…五文字です!
最後!
6,佐藤 蒼
あれ…?と思いましたよね☺
この子は私の最新話《震えた肩を抱いて》より登場してくれている高校生男子くんです!
赤ちゃん系高校生男子くんを描いているつもりなので良かったら1話だけでも覗いてみてください🎀
答えはコメントにて🤍次回もお楽しみに!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!