⚠️ 死 表現 有 ⚠️
ジャラ ジャラ ジャラ …
甲冑 を 装着 した 男 が 何人 も
金属音 を 立てながら 僕ら が
身 を 潜めている 小屋 の 前 を
通り過ぎて 行く 。
「 喜八郎 , 逃げるぞ ! 」
滝 に 手 を 引っ張られ ながら
この 声 を 聞いた後 に , ドスッ と
何かが 強く ぶつかった 様 な 音 が した 。
音 が 鳴った 方 を ちらり と 見る 様
に してみれば , そこには ___
左胸 に 一本 の 矢 が 刺さっている 滝 の
姿 が あった 。 四年生 を 象徴 する
桔梗色 の 忍装束 から は , じわじわ と
鮮明 な 朱 が 滲み出ている 。
咄嗟 に , 立花先輩 から 任務前 に
頂いていた 焙烙火矢 を 懐 から 出し ,
続々 と 近付いてくる 敵 が いる 方面 に
向かって 数個 投げれば すぐ様 煙 が 上がり ,
辺り が 不明瞭 と なる 。
人 の 気配 を 感じない 山 の 麓 近く
まで 滝 を 担いで 降りれば , 今まで
自分 の 頭 に 巻いていた 頭巾 を 滝 の
負傷部 に 当てて 止血 を する 。
少し 強め に 当てた 為 , う︎︎"っ と いう
呻き声 が 上 から 聞こえたが , 仕方ない 。
滝 の 命 を 救う 亊 に 痛み は どうしても
変えられない のだ 。
バチン ッ !!
___ 気が付いたら 滝夜叉丸 を
自分 の 掌 で 思いっきり 打っていた 。
滝 の 口 から 出てきた 言葉 に
悔しみ を 入れ混ぜて 自身 の 唇 を 強く
噛めば , 鉄 の 味 が 口内 に 広がる 。
「 僕 を 一人 に しないで 」
えっ , うそ !!
イケメン かな 〜〜 !
俺ら は 可愛い子 が 来て欲しい よな 〜
前まで どこ に いた子 なんだ !?
教室中 が 担任 が いきなり 話し始めた
転入生 の 話 に 持ち切り に なっている 。
… まあ , 僕 は どうでも 良いけど 。
前 の 席 に 座ってる 三木ヱ門 が
後ろ に いる 僕 に 話し掛ける 為
に わざわざ 振り向いて くる 。
けど 実際 言われた 亊 は 僕 に 重く
のしかかって来る 事実 で , 半ば
羨ましい 気持ち で 言い返していた 。
三木ヱ門 と そんな くだらない 話 を
していたら , いつの間にか 転入生 を
教室 前 まで 連れて来ていた 担任 が
教卓 前 に 立っていた 。
平 , 入ってこい 。
と いう 担任 の 声 と 共に ,
500年前 から 見慣れていて ,
ずっと 探し求めていた 人 が
視界 に 痛い程 入ってきた 。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。