第4話

呆れた警視総監
75
2025/12/07 08:46 更新
2日後に犯人は確保された。
ニュースにもなるほどの事件だったが新宿女子警察署のメンバーは活躍することができなかった。
警視総監の櫻井さんから呼び出しを食らい、ローテンションで警視庁へ。なぜか現場に行ってない巡査も。
警視庁
櫻井美羽
目の前に犯人がいたにも関わらず逃がしたっていうのは何か理由があったんですか?
高見文寧
いや、犯人の足がめちゃ早かっただk…
櫻井美羽
今はそういうことを聞いてるんじゃない!(食い気味)
確かに犯人を逃したことは悪かったが、その本当の理由をどうしても信じてくれない。しかし、私が思っていたことはどうしても話したかった。
高見文寧
ちょっといいですか?
櫻井美羽
いいですけど何か問題でも??
高見文寧
…なんで巡査もここに呼び出したんですか?
櫻井美羽
巡査の態度で警視がどんな教育してるかがわかるからだ。あくまで巡査まで一緒に叱ったりはしないからご安心を。
笠原桃奈
…あまりにも無責任すぎませんか??この話をしてる間、署はもぬけの殻なんですよ??何かされたらどうするんですか?この集まりで私たちの時間も奪ってるんですよ!!
櫻井美羽
ほら、こういうところで警視の対応が出るんですよ。
あと、たらればの話をされても困りますよ…
私は警察のトップですよ?巡査に反抗されたらたまったもんじゃないです!
笠原桃奈
そうやって何でも警視のせいにすることに問題があるんですよ!私が悪かったら私が悪い、例えば佐々木警部補が悪いことしたら警部補が悪いんですよ。普通に考えて当たり前の話じゃないですか?逆に考えてなぜ何も悪くない人がトップだからという理由で責任を負わないといけないのですか?私はそこが納得いかないです。この事に納得が行かないのであれば
巡査を降ろしてクビにしてもらって結構です。
佐々木心菜
ちょっと…!何無茶なこと言ってるの!?
櫻井警視総監side
巡査という立場ながらに恐れずハキハキと訴える姿に私は驚いた。こんな巡査は見たことがない。いい意味でも悪い意味でも。
櫻井美羽
恐れずに物事を言えることは決して悪いことではない。
ただ上の存在であるということを忘れてはいけない…
思わず心の声が漏れた。ただ気づかれなかった。
そして私が出した結論は…
櫻井美羽
2ヶ月の減給です。
飯田栞月
えぇ…無茶な
笠原桃奈
はい。
櫻井美羽
まだ若いんだから、ここからしっかり警察官としての自覚を持って行動してください。
笠原桃奈
わかりました。
櫻井美羽
高見警視は戒告で。
高見文寧
はい。
櫻井美羽
処分に異議はないですね?
高見文寧
はい。
櫻井美羽
私が言いたかったことは以上です。ありがとうございました。
一同
ありがとうございました。
高見文寧
ほんとに何やってんの!?櫻井さんは、警察のトップだよ??一歩間違えたら…
笠原桃奈
全て承知の上で述べたことです。
飯田栞月
ならそれは間違ってる!上の位の人に対して態度を改めるのは、常識じゃないの!?
笠原桃奈
わかってる。でもどうしても私の中でこれは納得が行ってなかった…
佐々木心菜
気をつけて下さい!これは笠原さんだけの問題ではなくて、この新宿区女子警察署の名誉を傷つけることになるから!
笠原桃奈
はい。改めます。
高見文寧
とにかく、みなさんはフリーランスなんかではありません!私も含めて!これからはしっかり新宿区女子警察署の一員として活動してくださいね!?
笠原桃奈
わかりました。
波乱の1日となった新宿女子は、署の中で「業務改善命令のイエローカード」という言葉が多く出た。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭

プリ小説オーディオドラマ