第6話

「君ありて幸福」
2
2024/07/04 12:15
【???視点】
あなたの下の名前さん______のあさんの妹さんのお名前です。

彼女は、この人生を孤児院で過ごしてきたらしい。

感情を表に出すのが苦手で、
男性恐怖症。

きっと、僕のことも相当怖がっているのでしょう。

のあさんのご両親が、外国でお仕事を始めるらしく、
のあさんはYouTuberの仕事を続けたい、
そして、日本の学校で過ごしたい、
という思いがあり、
のあさんが一人で寂しい思いをしないように、と
「孤児の子を一人養子にする。」
という決断をしたそうだ。

のあさんのご両親は、
「のあが決めておいで」
と、言ったそうだが、
のあ
一人で決めるのは心細いです、、
というのあさんのご希望で、
僕が
???
メンバーみんなで行くのはどうでしょうか?
じゃぱぱ
あ~なるほど
最終的に、このシェアハウスに来るなら、
僕らがのあさんと一緒に選ぶのも
悪くないのではないか、と思った。
えと
確かに
シヴァ
いい案だね
じゃぱぱ
のあさんがよかったら、それで行こうと思うけど、、
メンバー
いいよ👌/いいですよ!
のあ
わたしも、賛成です!
すんなりみんなOKしてくれて、
みんなで孤児院に行くことになった。

孤児院に行ったとき、
一目惚れした子がいた。
その子が__________

あなたの下の名前さんだった。

綺麗に整った横顔。
スタイルの良い体。
ロングの黒髪。
全てに惹かれている自分がいた。

でも、じゃぱぱさんが声をかけたとき、
あなた
?!?!?!
近づかないで!!!!!
相当驚きました。

あんなにかっこいいじゃぱぱさんに、
「近づかないで」
と言う人がいるとは、思ってもいませんでした。

その後、男性恐怖症と聞かされ、
この子と仲良くなれるかは、
不安でした。

しかし、のあさんの妹さんです。
「きっと、大丈夫。」
自然とそう思えました。

ですが、それでも僕は不安でした。
なので、少しでも仲良くなれるように、
あなたの下の名前さんに向けてのメッセージも込めて、
お花を贈りました。
プレゼントとかなら大丈夫と聞いたので。

一応、手紙も添えて。
手紙には一言だけ

『せっかく、シェアハウスに来てくださったので、あなたの下の名前さんに赤いゼラニウムをプレゼントします』

とだけ、書きました。
赤いゼラニウムの花言葉は、

「 君 あ り て 幸 福 」

あなたの下の名前さんの存在が、
僕にとって、「幸福」に
なりますように。
という願いを込めて、
あなたの下の名前さんの部屋の前に置かせてもらいました。

あなたの下の名前さん、喜んでくれたでしょうか。
なおきり
次は何を贈ろうかな、、
by なおきり












前回のお話の続きでした。

みなさんは、わかりましたかね?

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