どうしよどうしよとりあえず謝ろほんとにガチで
「あのほんとすいません、期待って言葉がクソほど嫌いなだけなんでほんとに、」
潔「いや、今のはこっちが悪かったです……こいつらいっつも人の話聞かねえから……はは、」
千切「俺よりグサグサ言うタイプだな此奴」
國神「口の悪さなら試合中の潔もそうじゃねぇか?」
蜂楽「潔の口の悪さは筋金入りだからね!」
我牙丸「俺はあんま聞いたことないかもな、潔の口悪いの」
潔「だー!!もうお前らなんなんだよ!掘り返してくるなぁ!!///恥ずいんだぞ!?」
「……ぷはっw」
「あっはははっひぃーwwんふ、ひっははははw」
蜂楽「ありゃりゃ?壊れちった?」
「えはww潔くんって試合中口悪くなんの?ww」
潔「ちょっ!?」
グイッ(引っ張る)
「お前真面目そうだと思ったけど1番やべえやつじゃんかwww」
千切「やっぱさっきの撤回するわ、此奴グサグサってより誰よりも頭可笑しいわ」
國神「お嬢我儘発動してますが……しかも他人」
五十嵐「期待した俺が悪かったけど、こいつのこともう女って見えるやついねぇんじゃねえの?」
今村「何も知らない奴とかだと多分見えるんじゃ
ね?」
懐かしいな、この騒がしい感じ。
もしも今の全部投げ捨てられて過去に戻れるなら、もう二度と失いたくないな。
「……待て、今何時?」
潔「えっ、切り替えはっっや」
「いやいいからそういうの、取り敢えず今何時だって聞いてんの、分かる?」
潔「ご、ごめん、今は……10時半だな(こいつ俺より断然口悪いじゃねえか)」
「良かった……ほんとにまだ11時じゃないな?」
潔「お、おう?」
我牙丸「どうした?寝る時間か?」
千切「俺はもう寝るわ、明日に支障出ねえようにしてぇし」
國神「俺ももうそろ寝る時間だからさきお嬢と戻っとく」
蜂楽「俺ももう眠いや、着いてく〜」
潔「せっかくだしみんなで戻るか、っててかあんた誰なの?」
「嗚呼、ごめんごめん忘れてた。俺の名前は〇〇〇〇〇、強化指定選手達のサポートみたいなことをするために来た」
「サポートって言っても、実際試合とかで戦って能力をあげる感じのね?」
全員「なるほど〜」
「てことでもう戻らなきゃだから、じゃね」
ウィーン
静かな廊下にただひとりの跫音が響く中、俺は
ただ、
「あいつが俺が合うやつか……」
殺し方を考えていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。