前の話
一覧へ
次の話

第1話

お前なんかに渡さへんわ
940
2024/09/26 15:26 更新




「かーずは」

「へ、へーじ!もう、ビックリさせんといて!」

「お前今日準備遅かったな?」

「今日、リボンの色ピンクか黄色で悩んでてん」

「そうか、はよいこか」

「うん!」




俺たちは付き合っていない、ただの幼なじみ

いつもの日常、俺が和葉のこと迎えに行って一緒に登校する。

最初こそ色んなヤツらにいじられたものの最近はみんなこーゆー幼なじみもいるんだと理解しているようだ。


「今日の家庭科の調理実習楽しみやなぁ、

ってさっきから話聞いてんの!?」

「おーすまんすまん」

「もう!全然聞いてないやん!」


和葉の機嫌を損ねてしまった。


「あっ、あー?そ、そいうえば、駅前のいつもの店今日いくか?」

「え!!ほんま!!いきたい!

さすがやな!平次!」

「まーな」


(コッロコロ態度変えよって、)


「めっちゃ楽しみやなぁ、」


和葉の間抜けなようで底抜けに明るい笑顔が

好き、なんよな、、

今度こそは本気で告白しとる!
もう工藤に先越される訳にはいかないからな






「てか平次しっとる?」

「んおー?」

「今日うちのクラスに転校生来るんやで!」

「んな馬鹿なことあるわけないやろボケぇ、」

「昨日平次事件で学校いなかったやろ?

うちも昨日聞かされてんねん

しかもうちの隣の席いないやん?

だからうちのとなりになるらしいで!」

「おーよかったな」












「おーよかったな」


うちと平次は幼なじみ

今日はあたしの隣の席にイケメンと噂されている男子が転校してくるらしい

さっきから全然興味なさそうだし、

あばよくばやけど、、、嫉妬、とかしてくれると思ったのにな、

嫉妬どころか、きっと平次は私には飽きてしもうてるんやと思う

だって最近の平次はあきらかにおかしい
なんか異様に優しい?し、いつもより話しかけても返事おそいし!?


(明らかにおかしいやろ、こんなん、)

教室
「なー服部♡」

「なんやねん気色悪い声ぬかすなよ」

「お前の大好きな幼なじみ転校生に取られちまうぞw」


俺は隣の隣の席の男に囁かれた。


「は?もしかして転校生ちゅーやつ男なん?」

「服部もしかして知らなかったん?学校中の女子達がさっき教室の近くうろついてたのその転校生の仕業やで」

「、、、」

「あれ?服部?」

「まー別にあいつは他の人のことすきになるわけ、しかも相手もあいつのどこをすきになんねん」

(それ俺なんやけどな、)

幸い和葉の後ろの席だったから俺は話しかけた。


「なあ和葉」

「平次?どうしたん?」

「お前が朝言ってた転校生って、」
キーンコーンカーンコーン

先生「ホームルーム始めるぞー」


くっそ、いい所で止めおって、




「なあ和葉」


えっ!席が近いとはいえいつも一緒に居るものだから平次から話しかけるなんて珍しい


「平次?どうしたん?」


私は何事もなさそうに答える


「お前が朝言ってた転校生って」


え!!平次もしかして少しは私の事気にしてくれた?とか、

キーンコーンカーンコーン


先生「ホームルーム始めるぞー」


えーー!!!なんでこんないいとこで止めんの!
もう少しで聞けるとこだったのに、


先生「昨日も言ったけど今日は転校生が来てるからお前ら仲良くせやー」

先生「入ってこい」

転校生「はい」


そういえばそうだったな、


(どんな子が来るんやろ、🎶)


ガラガラ🚪


転校生「東京から来た田中です。よろしくお願いします」

ザワザワ───

女「めっちゃイケメンやん♡」


た、確かに見とれてしまうぐらいイケメン、


(まあ。うちのとっては平次の方がかっこいいけど)


先生「席は昨日も言った通り遠山の隣やな」

「あのっ!隣になった遠山です!よろしくお願いします!」
転校生 「遠山、、和葉ちゃんっていうだ、こちらこそよろしくね?」
笑顔の破壊力凄いなこの人、、
平次とは真反対や








転校生「遠山、、和葉ちゃんっていうんだ、こちらこそよろしくね?」

はぁ?だ!れ!が!「和葉ちゃん」やと!?

こいつほんま気色悪いわ

どうせ和葉のことおちょくってるだけやろ
気にする必要あらへんわ


先生「はい、そんじゃホームルームおわんでー」





転校生「あの、急でごめんなんだけど、タメ口にしない、?」

「、ええけど、?」

転校生「急にびっくりだよね、!やっぱり新しい環境にそーゆー雰囲気の人がいると安心というか、」

「せやね!全然ええで!」


この転校生ずいぶん積極的だなー、

(まあ全然嫌いじゃないで!根はいい人そうだし!)


あっ、平次の言いかけてたこと気になってたんだった
「てか平次?さっきのって、、」

あ、でも転校生がなんちゃらとかいってたから流石に本人の前で言うのは失礼、かな?

「あーそれは」

「いや!!なんでもない!」

「ほおそうか、今和葉から聞いたのにな?」

「何がいいたいん!?」

「なんにもあらへんけど?」

「何ニヤニヤしてんの!」

「は、はあ?!ニヤニヤなんてしてへんわ!」

(なんで平次が顔赤くしてんねん、)



放課後
「平次!うち今日部活ないから教室で待っとるな!」

「お前今日部活ないんか、待たせることになるけどええか?先に帰ってもええねんで」

「ええよ!うちは、しかも今日カフェ行く約束したやん!」

「じゃあまたな」

「うん!まっとるわ!」

待ってる言うたけど結構暇なんよなー、

まだ教室に、人も多いし勉強でもしようかな

「あー!分からへん!」

あっ、声に出てもうた

転校生「和葉ちゃん笑、分からない問題あるの?」

びくっ!!

「あーなんやー!びっくりしてもうたわ!転校生くんか」

転校生「どこの問題?僕数学は割と得意だから良かったら教えるよ?」

「ほんまー!ありがとう!」

やっぱいい人やな、、


転校生「てか和葉ちゃんなんで学校残ってるの?誰か待ってる?」

「あー!平次のことまってんねん!今日は一緒に帰る約束しとったから」


朝から和葉ちゃんって呼んでくれるけど男の人には和葉ちゃんなんて呼ばれること工藤くんぐらいしかないからなんか色んな意味でドキッとするんだよな、


転校生「和葉ちゃんと服部くんって付き合ってるの?」







え‪”‬

「えーーー!!????」

「つつ、つ!付き合ってへんよ!!!!!」

「まずあたしは平次のお姉さん役的な感じや!」

転校生「、、そーなんだ。」

転校生「ならさ、和葉ちゃんって服部くんのこともしかしてなんだけど好きだったりする、?」


やばい、恥ずかしすぎて死にそうや


「ちゃ、ちゃう!ちゃうて!そんなわけある訳!
転校生くんじょーだんうまいなぁ、!(苦笑)」

転校生「そっかー、」

「ご、ごめん!ちょっと興奮しすぎで顔紅いよな、気にセンといて!」



転校生「ふふ、笑、和葉ちゃんって面白いね、妹みたい、」


スル、


頬にほっそりとした手の温もりが触れた


「て、転校生、くん?、何してはるの?」

転校生「、、、」


ガラガラ🚪!!!


「和葉ぁ!待たせたなあ?」

「平次!」


スっ、


転校生くんはわたしの頬から手を離した

(なんなんやったんやろ、)


グイッ!


今度は平次に手首を掴まれた、
ゴツゴツしててあたしのとは真逆の色の手。

脈が速くなる


「はよ帰んぞ」

「へ、へーじ」


そのまま抵抗できないままわたしは無理やり連れてこさせられた








「ふぅ、」

やっと部活終わったわ、
和葉が待っとるから早く行かんとか




教室
「かず、」

俺が和葉を呼ぼうとした時話声がした
探偵魂が働いたのか嫌な予感がした
そして俺は教室を覗いてみた

そこには





転校生と和葉がいた





(は?、、、)



和葉「ちゃ、ちゃう!」



何かを否定している和葉は頬を赤らめていた


(和葉も頬赤らめおって、)

何を言ってるのかよく聞こえない、


転校生「ーーー笑」

スル



転校生は和葉の頬に触れていた



(和葉ぁ!!!)


「て、転校生くん、?何してはるの、?」




ガラガラ🚪!!!


「和葉ぁ!待たせたなあ?」

すっ、

(良かった、和葉のファーストキスをこいつに取られる訳にはあかんからのう、)



「平次!」



グイッ!

俺は細い手首を掴んだ


「はよ帰んぞ」


「へ、へーじ、」



ガタンッ!


そこから学校の駐車場に出るまで何も考えずに走った


「ちょ!平次!」

「へーじ!!さっきから話聞いてんの!?」

「、、、聞いとるわ、」


「何考えてんの!?転校生くんにバイバイも言わず別れちゃったやん、」

「そんなに大事か?あの転校生のことが」

「大事っていうか、、友達まだ居なさそうやしいい人やん!しかも東京から関西ってきつそうやん」

「ほーん」

「なにぃ?」

「別になんにもあらへん」

「だからなんでさっきから平次が怒ってんのや!」

「別に怒ってへんわ!!カフェいくんやろ?」

「それはいく!」

「ならはよ後ろ乗りぃ」


そう言って和葉をバイクの後ろに乗せカフェへと向かった





「プリンも美味しそうやし、モンブランもええなー、✨」

「かずはー、2個も食ったら太るんとちゃうか?笑」

「はぁ?最近ちゃんと運動してるしー!からかわんといてよね!」

「おばちゃんー、プリンとモンブラン1個ずつ頼むわ」

おばちゃん「平ちゃん久しぶりやねー、今作るから待っとってな」

「ちょ!平次!うちまだ決まっとらんのだけど!」

「2個で迷ってるんやろ?俺が半分ずつ食ったるからそれでええやろ?」

「え、!うん、ありがと、」


和葉が少し頬を赤らめて微笑んだのが分かった
気づいた瞬間、俺の頬も少し熱くなった気がした


(この顔をあの転校生にも見られたと思ったら最悪やな、)





おばちゃん「はい、今日も2人ともありがとねぇ、、ほんとカップル見たいでこっちまで和むわぁ、」

「お、おばちゃん!そんな事ないって!うちと平次なんか、、あ、ありえへんやろ!!!」

「そ、そそ、そうやで!こんなアホとか、かカップルなわけあるか!」

おばちゃん「ふふふ、ほんまええねぇ、」

和葉の家
「平次今日も送ってくれてありがとうな」

「今日は俺ん家来なくて大丈夫か?」

「明日平次の家で勉強教えてもらうから、申し訳ないねん」

「じゃあまた明日な」

「うん!ありがとうな!平次」

「また迎えいくわ」

平次の家
📞

「なあ工藤」

「急になんだよ!電話なんて」

「俺、和葉にし、、し、嫉妬、しとるかもしれんねん」

「ぶっ!ぶはは!服部が!?だれに?」

「うっさいのう!今日転校してきた転校生や!」

「それで?お前はどうしたいんだよ」


「あいつに取られたくない」


「じゃあ和葉ちゃんに告れば?笑」

「でももっといい雰囲気でいきたいやん」

「あっ!じゃあ、、(ニヤニヤ)」







「は、はあ?!和葉嫉妬作戦!?

なんやそのバカバカしい作戦、 」

「お前が和葉ちゃんに嫉妬してんなら逆にこっちが嫉妬させればいいんだよ!」

「でもどうしたらいいんや?」

「それは───」


翌日

工藤がいってたのは、、



「まずは少し態度を素っ気なくするんだ、とにかくいつもと違う感をだせ!」



やな、、



俺に出来るか分からんけどやってみるしかあらへんな、

「平次!おはよ!今日もありがとな、迎え!」

「、、おう」

「?なんかあったん平次?」

「なんもあらへんわ、はよいくぞ」

「あっ、うん!」


くどー、これ結構辛いで、?


学校


まーた、転校生くんやらと和葉が喋っとるわ。

くっそ、こんなときは工藤がいってた作戦を、




「あとー、和葉ちゃんと他の男が喋っててもなんも思ってない風にするとか」




なんも思ってない、なんも思ってない、、


和葉とアイツになんてなんもおもっとらんわ!!!



お昼
「へーじー!未来子たちが今日一緒に食べれんやしいから一緒にお昼食べよ!」

「、、べつにええけど、」


他にも工藤なんかいってたよな、!?



「他の人をさりげなく褒めてみるとかいいんじゃねーか!」




それや!!


「最近未来子またかるたかなんかで忙しいみたいなんよね、」

「ほー、そいやかるたと言えば紅葉も昔は俺に負けてたぐらい下手だったのに今は上手くなったな」

「そ、それは昔の平次がやばかったからやろ!」

「しかもぎょーさん美人で金もあるんやで、さぞかしモテるんやろうな、紅葉」

「、、、別に、、せやね」




もしかして効いてる?




放課後

「平次!今日平次の家で勉強するやろ?平次部活あるから先行っててええ?」

「バイクで送ってやるさかい、教室で大人しく待っとれ」

「う。うん!」










(なんか今日へーじ冷たいわあ、)


なんでなんやろ、うちわるいことしたかな?



転校生「和葉ちゃん、今日元気、なかった、よね、?」


「えっ!。そ、そんなこと全然ないで!!」

転校生くん「なんかあった?」


「全部、お見通しやね、笑」


「最近冷たいんよ、」

転校生「誰が?」


どきっ!




「あ、と、と友達やで!」

転校生「、、、うん、そうなんだ、」


「転校生くんに色々話しちゃってごめんな!」

転校生「ううん全然大丈夫、じゃあ僕先帰るね」

「うん!ありがとう!」






はよ和葉のこと迎え行かな

またアイツにいやらしい事されてるかもやしな

転校生「服部、、平次?くんだったよね?」


教室向かう途中でコイツとあうっちゅーことはもしやまーた和葉と喋っとったな?

ほんまいやらしいやっちゃ


「せやけどなんか用あるか?」

転校生「和葉ちゃんにあんな思いさせるんだったら一緒にいるのやめなよ、可哀想だ」

「はぁ?なにが可哀想やねん、俺だって、、」


毎日嫉妬ばかりしている自分が恥ずかしい


転校生「、、俺だって?」


「、、、別になんも言うてへんけど?」

転校生「そう、」

「見とけよお前」


といっておれと転校生は廊下ですれちがった




ガラガラ🚪


「かーずーはー、迎え来てやったでー」

「平次!おつかれ!ほなはよいこ!!」

平次の家



「へーじー、ここわかんない」

「あー、ここわな───」



和葉ちゃんとやってるな、、
オレはもう課題も全部終わってしもうたし、暇やな、

推理小説でも読むか、、



1時間後───
この小説の怪盗の手口、「フェアリーリップ」の時怪盗キッドが使ってた手口にめっちゃ似てるな、


妖精の唇、、


和葉、、今日もしそーゆーことがあったらどんな味がするんやろか、


ドキッ───



「な、なぁ?和葉、昨日オカンが買ってきたようかん余ってんねん、持ってくるわ」

「、、、」

ぎゅ、

俺の肩に暖かいものが触れた

「か、和葉ぁ?!」

「へーじぃ、」











俺の肩にうずくまって自分の手で顔を隠していた和葉の顔を覗くと









和葉は泣いていた


「ちょ和葉ぁ!?なんでや!?」

「へーじ、もう無理せんくてええから、

うちといるのももう飽きてしもたんやろ、

最近なんか冷たいし、

そんなにウチが嫌ならハッキリってや!

紅葉さんのとこいけばいいやん!!」


「はぁ?」


和葉は大粒の涙をポロポロ流しながら和葉は説明した


まてよ、とゆうことはもしかして和葉、俺に嫉妬妬いてたんとちゃうか?

正直俺の部屋は工藤のビックベンを越えられへんけど、もうええんとちゃうか?

今は和葉と付き合えればなんでもええ、




「和葉、さっきから何言ってるんや、」


「おかしいのは平次のほうやろ、!」
俺の肩を掴みながらもごもごしている和葉はいった



「和葉、そんな泣くなや、泣くほど嫌やったか、?」

「、、、最近へーじおかしいもん」

「なにいってんねん、俺は普通やで」

「もう嫌なんよ、平次、分かって?」


俺は和葉の細い肩を掴む



「嫌とかいうなや」

「ちょ、平次!」



俺は和葉とどんどん顔を近づけていく


「へーじ、」


和葉が目を瞑ったのを確認すると俺も目を閉じた


(和葉の匂い、)


「和葉、」



和葉は俺の肩を掴んで離さない



(もう少しや、)


鼻先が触れる

プルルル📱


電話のコールがなった瞬間和葉は驚いて顔を離した


「は?」

「平次、電話でなよ」

「あ、あぁ」


ぴっ

俺は動揺して電話をスピーカーにして出てしまう



《あっ!平次君ですか!?今日は早めに出てくれてほんま嬉しいわぁ、》

「はっ!も、もみ」

「その声、紅葉さん!!??」


和葉は俺より早く反応する


《あら~、もしかして葉っぱちゃんですか?ちょうどええわぁ、葉っぱちゃんについて電話で伝えようと》


「和葉に用か?」

《ええ、最近葉っぱちゃんの学校に転校生来ませんでした?》

「あー確かに来たけど、なんで紅葉さんが知ってんの!?」

《平次君に他の女の子が近づけないようにウチが派遣したんですけど、、

偶然葉っぱちゃんの隣になってしもて、

葉っぱちゃんに惚れてしもたみたいなんですわぁ、》

「は、」












『はぁーー????!!!!!』



《最初はええなと思ってたんですけど色々めんどくさくなってしもて、

派遣やめますわ♪》


「紅葉、、オマエよぉ、やってくれたなぁ?」

「紅葉さん、!」


《とりあえず伝えたかったのはこれだけですぅ、

じゃあ平次君!また会いましょ!

ついでに葉っぱちゃんも

ほなまた》


ブチッ📱

「アタシついでにって、」

「なんだったんやろな、」




電話のせいで、、、、









キス出来なかったやろがーい!!!!!!!





「、、、平次、、電話の前、、な、何しようとしてたんウチに」

「は、は!なにもしてへんわ!」

「で。でも!!肩掴んできて、顔近ずけてきたやん!」



和葉の白い肌が紅く染まる


「はぁ?それはオマエのまつ毛にゴミがついとっただけや!

お前だって目なんか瞑ってなにしてんのじゃ、


き、キスでもされると思ったんか?笑」


「き、!?そんなん思ってへんわ!」












やっぱ俺はビックベンより上で和葉に告る!!!!



end

プリ小説オーディオドラマ