第54話

最終話
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2024/05/14 03:00 更新


数年後の春。

とある9人が進んだ道は、それぞれの長所を活かして躍進的な成長を遂げたそうだ。
東京都。

阿部真都は父親の会社に取締役として就いているが、父親の近くで日々経営の勉強をしている。
阿部真都
僕は数年後、この会社を任せてもらえるような立派な人になりたいです。
なので今のうちに甘えれる時は甘えさせていただきます!
彼は都内のとある有名大学を良い成績で卒業した後、すぐに就職することになった。
懸命に働こうとする姿は周りにもやる気を与え、会社の社員からも愛されるような存在になった。
社長の夢もそれほど遠くはないようだ。

佐久間大介
皆さん!今から佐久間担になる準備はできてますか?
ちなみに俺はそうさせる準備はできてますよぉ〜!
佐久間大介は日本を代表するダンスグループのセンターになっていた。

彼の魅了的なダンスを通してグループを知った者も少なくなく、他の人を推しているファンでさえも虜にしてしまう...その様子は『他担狩り』と言われている。

更に、アニメの声優とししても活動の場を広げている。

その佐久間の化粧を担当している人がいる。
メイクアップアーティストを務める渡辺翔太だ。

彼自身も美容系男子として名が通っており、化粧品の作成にも携わっている。

その商品は発売されてから数秒でなくなるほどの人気商品らしい。
渡辺翔太
今回も商品すぐなくなった?それは良かった。
え?俺がなんかの美容についての賞にランクインした?

岩本照
俺は結果にこだわらない。楽しんでいきたいからね。
でもその楽しさも、努力しないとわからないよ。
岩本照はスポーツトレーナーになっていた。
プロのアスリートをターゲットとして、トレーニング指導、メンテナンス、健康管理を徹底的にしている。

また、小さい子ども達にもスポーツの楽しさを指導している。
その実績は素晴らしく、教え子たちが大会などに出場する度に賞を獲得している。

宮舘涼太は高校卒業後、本格的な料理を学ぶためにフランスのレストランに修行しに行った。
今は日本に帰国し、都内の有名なフランス料理のレストランのコックに。

彼の専門はフレンチだが、日本料理、中華、イタリアン...など幅広く作ることができる。

その腕は一流で客から絶大な評価を得ている。
宮舘涼太
料理に完成はないと思うんです...未知の「完成」にどれだけ近づけるか、それが楽しいんです。
これが料理に俺の命を捧げる理由です。


そんな中、会社の中でパソコンや大画面なテレビを目の前にゲームをしている人もいる。
深澤辰哉
え?ゲームのし過ぎ?仕方ないだろ!
どこが良いのか、どのようにしてユーザーに笑顔や感動を与えるのか研究してるんだよ!
高校生まではこの言葉は良いわけでしかなかったが、今では正当化された。

古いゲームから最新のゲームまで全てを知り尽くした、ゲームのエキスパート。
彼が作ったゲームが予想以上に売れ、そのまま勢いに乗り続けると、子会社だったのがゲーム業界で片手で数えられるほどの有名会社になっていた。

世界へ飛び立って行った者は3人。
向井康二
おぉ〜...これや!こんなとこにおったんか!俺が求めとった景色は!
良い瞬間が撮れたで!
パシャッとカメラのシャッターを押す音が1度だけ聞こえてくる。
彼がこれまでに撮ってきた写真はどれも素晴らしい賞に値するほどだった。
風景から人の写真まで...高度な技術が必要な中、幅広い写真を数多く残してきた。

そんな彼がなったのは、写真家だった。

カメラで1つの瞬間を撮影し、写真として残す仕事。
まさに彼にとって天職。

そして世界を点々とし、たった一瞬でしかないワンシーンを探り求めているという終わりのない旅に出た。

アメリカ・ハリウッド。
ここではある映画の撮影が行われていた。

撮影用カメラのレンズの真ん中に、その姿はあった。
目黒蓮
感謝しきれないほどの皆さんの力があってこその「俺の今」があります。
その皆さんの応援に精一杯応えられるような俳優を目指します。
目黒は自慢のルックスを武器にアメリカに渡った。

すると現地の芸能事務所にスカウトされ、その勢いで入所するとたちまち有名人になった。

彼が出る雑誌や写真集はすぐに完売になり、テレビ番組や映画に出演すると視聴率が格段に上がるという社会現象を起こし、まさに『今世紀何してもキマる男』となった。

目黒と同時期に、アメリカ・カリフォルニアに渡った者がもう1人。
阿部亮平
もう少しここを改善すれば、皆様が求めているようなWEBサービスを実現できると思います。
お客様第一ですからね。
大都会に位置する大手会社の社員の中に、唯一の日本人でありながらトップエンジニアまで登り詰めた者がいた。

阿部亮平だ。

大学で学んだ知識を活かして研究を積み重ねた結果、論文が認められ、世界4大企業の1つに内定をもらうほどの偉業を成し遂げた。



目黒と阿部は正式に結婚する運びとなり、今は一緒に住んでいるらしい。
昔の約束の通り、多額の収入のおかげか今では豪邸のような家に住んでいるという噂も?

何にせよ、世間の目という大きな逆境に打ち勝った2人の、幸せを掴み取った瞬間であり、証だった。
目黒蓮
亮平?
If I could live again, I’d still choose to love you.
(たとえ生まれ変わったとしても、俺は亮平を愛するんだろうなぁ。)
阿部亮平
ふふふ。嬉しいこと言ってくれるね。
I think I was born to love you until the end. My love will be yours forever.
(最期まで蓮を愛するために俺は生まれたんだと思う。俺の愛情は永遠に蓮のものだよ。)
2人の薬指には結婚指輪がはめられていて、そこにあしらわれたダイヤモンドが美しい煌きを放っていた。

もちろんお揃いの、色をはせることを知らないネックレスも忘れずに_____。


Fin   胸に刻まれた約束

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